春日宮天皇妃陵 ひょっとしたら山城跡?

春日宮天皇妃陵
奈良の榛原駅から鳥見山へ向かう途中にあるのが春日宮天皇妃陵。
春日宮天皇というのは天智天皇の王子だった志貴皇子のこと。里中満智子「天上の虹」にも登場します。権力闘争の宮中から離れ、歌人として文化的に生き、万葉集にも歌が採用されています。息子が光仁天皇となり孫が桓武天皇となります。自身は天皇になることはなく光仁天皇によって春日宮天皇の追尊をうけます。
志貴皇子の妃は何名かいるのですが春日宮天皇妃陵は紀橡姫(光仁天皇のお母さん)が葬られています。ただし明治27年に治定されていますので、本当かどうか分かりません。尾根筋の細い道を歩いた山頂に陵はあります。この尾根筋の道ですが途中で、どう見ても堀切と土橋のセットがありました。山頂は郭を造れる広さがあり、ひょっとすると、まだ知られていない山城かもしれません

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