皆さんの家や会社に無線LANルーターがあると思いますが、無線+LAN+ルーターの3つの機能があります。ルーターには経路制御という機能があるんですが、これがインターネットを支える基本機能です。今から50年前の1969年にUCLA(カリフォルニア大学ロスアンゼルス校)に、このルーターの元祖が設置されました。続いてスタンフォード研究所に設置され、UCLAとネットワークで結ばれます。
■インターネットで最初に流れたのはLO
UCLAからスタンフォード研究所に「LOGIN」(ログイン)というデータが送られます。最初の「L」と「O」の文字が送られたことは電話で確認されています。ですが、この時点でシステムダウンしてしまいました。バグがあり修正されUCLAからスタンフォード研究所へログインすることができインターネットがスタートします。
2拠点以外にカリフォルニア大学サンタバーバラ校、ユタ大学にもルーターの元祖が設置され4つの拠点を結ぶネットワークができます。国防総省(DARPA)が予算を出し、作られたネットワークですのでアーパネット(ARPANET)と名付けられ、これが皆さんが今使っているインターネットの元祖となりました。もう50年も前のことになるんですねえ。
→ 詳しくは「バグは本当に虫だった」(ペンコム社)をどうぞ!
第2章に載っています!