トーマスクック破綻

小田実
小田実

トーマスクック破綻によって旅行中のチケットが無効になるなど、「てるみくらぶ」破綻のような混乱が世界で広がっています。

■赤い表紙が印象的だったトーマスクック時刻表
今から40年ほど前、流行っていたのが小田実の「なんでも見てやろう」、五木寛之の「青年は荒野をめざす」など。感化される若者が多く、私も大学卒業前にバックパックを持ってヨーロッパを巡っていました。ロンドン入国とローマ出国の航空券だけ予約して、あとはノープラン。

「ユーレイルパス」というヨーロッパの鉄道を何度でも利用できるパスがあり、これと「トーマスクック時刻表」、「地球の歩き方」を持って、列車を乗り継いで旅をします。あの頃は若かったな~あ(笑)。あのお世話になったトーマスクックが破綻したんですねえ。

なぜか映画「ベニスに死す」の舞台であるリド島で同じく旅行中の日本人学生と「これから就職だな~あ」なんて話をしたのをいまだに覚えています。無事に就職し、月日が流れ
知的生産の技術研究会・関西で「なんでも見てやろう」の著者である小田実さんにセミナーをしてもらった時には感激しましたね。「難死の思想」が講演テーマでした。

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