反町茂雄氏の人と仕事

「7日間 book cover challenge」2日目は出版界の三茂雄の一人、反町茂雄です。他の二人は岡茂雄(岡書院、梓書房の創立者)と岩波茂雄(岩波書店の創立者)です。

反町茂雄氏の人と仕事
反町茂雄氏の人と仕事

●反町茂雄って誰?
弘文荘という古典籍専門の目録による通信販売を行っていた古本屋がありました。研究者などが、ずいぶんお世話になった古本屋です。昭和の初めに東大を出て、神田に今もある一誠堂で住み込みで小僧になって、この業界に入り、独立して弘文荘を作ったのが反町茂雄です。作成していた目録もただの目録ではなく、詳細に内容をチェックして調べたもので資料性の高いものでした。国宝や重要美術品になった本を数多く扱っていました。

ときたま古書市などに目録が出ますが高い値段がついています。私も5冊ほど集めましたが、あまり市場には出まわりません。谷沢永一氏も反町氏に頼んで研究用にこの目録を送ってもらっていました。

●入手が大変だった
反町茂雄が亡くなった時に追悼の意味をこめて文車の会(反町氏が作った古本屋の勉強会)が作成したのが「反町茂雄氏の人と仕事」です。脇村義太郎、寿岳文章、谷沢永一、紀田順一郎...錚々たる執筆者です。探していたんですが非売品で流通量が少ないこともあり古書目録にも載らず、なかなか見つかりません。

あきらめかけていたら大阪駅前ビルにある浪速書林の主人の後ろの棚にあるではありませんか。主人に言ってとってもらったら売価が書いてない。これいくらですか?と聞くと、奥さんに聞きにいったようで、今、奥さんが読んでいる本で売り物ではないと言われました。

これで振出に戻りました。でも待て待て相手は古本屋だ、きっと読んだら次は売り出すはずだ、ということで網をはることにしました。案の上、日本古書通信(昭和の初めからある古本屋、研究者、本好きのための月刊誌)の目録に浪速書林の名前が、目録を見ていくと本の名前がありました。やりましたね!さっそく葉書で注文です。ようやく1万円で手にいれた一冊です。

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