七里の渡し

七里の渡し

新幹線で名古屋が近づくと揖斐川、木曽川、長良川という木曽三川を渡ります。けっこうな川幅があるため昔は越えるのが大変でした。東海道の宮宿(熱田神宮)から桑名宿までが海を渡るルートになっていて約7里(27㎞)あったので七里の渡しと言われています。

バイパスとして佐屋街道があり宮宿から佐屋宿まで歩いて、佐屋宿から桑名宿まで三里の渡しがありました。もしくは宮宿から美濃路に入り中山道・垂井宿にすすみます。川幅は狭くなりますが、それぞれ渡船を使う必要がありました。

七里の渡しは4時間~6時間の船旅で1711年の船賃は一人45文(1,500円ぐらい)でした。桑名の船着き場は桑名城のすぐ横で、城の横に東海道がありました。桑名は伊勢国の入口でしたので一の鳥居が建っています。伊勢神宮の式年遷宮にあわせて内宮の宇治橋外側の鳥居が移築されています。歌川広重の東海道53次の絵で有名な場所です。

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