朝倉館

朝倉館

一乗谷の中心部にあるのが朝倉館。入口の唐門が写真映えするので観光客は唐門ばかり撮影しています。朝倉館は完璧に城郭仕様になっています。特に南西の土塁は広く櫓がおかれていたようです。館の裏側にまで登りましたが、深い堀が続いていて防御は完璧ですね。

■足利義昭 元服の舞台
ここに最後の当主になった朝倉義景が住んでいました。三好衆から逃れてきた足利義秋(還俗し逃亡中)を迎え、朝倉義景がここで烏帽子役となり元服を行い、足利義昭と名乗るようになります。

足利義昭は3年間、滞在しますが織田信長に乗り換えることになります。一乗谷は安波賀の港から三国湊につながっていたので交易品もよく入っていました。館跡からはガラス容器(ベネチアングラス)などが発掘されていますので、朝倉義景も信長のようにワインを楽しんでいたかもしれません。

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