桑名商工会議所でのセミナー前に矢田城跡に行ってきました。
桑名駅から少し行ったところに三岐鉄道・北勢線の馬道駅があります。この駅の向こうに見えているのが走井山公園で、ここが矢田城跡。土塁などは残っていませんが、三段の郭跡が広場になっています。伊勢湾が見えて眺めがよいですね。境内にあるお菊稲荷神社が一段高くなったところにあり、櫓があったようです。
この矢田城の麓にあったのが刀鍛冶・村正の屋敷。水が走り出すほどの井戸があったことで走井山という名前になり、刀鍛冶に水はかかせなかったので村正の屋敷があったようです。家康が怖れたという妖刀・村正ですが、これは単なる伝説のようです。
矢田城は北畠の城でしたが、滝川一益の伊勢平定で落城し、長島一向一揆攻めに使われました。近くに愛宕山城もありましたが、こっちは住宅地になってしまいました。