新横浜駅から地下鉄ブルーラインに乗ると、北新横浜駅を過ぎたあたりから地上に出て4つ目の駅がセンター南駅。センター南駅の東側にこんもりとした森が見えますが、ここが茅ヶ崎城跡。今は城址公園になっていて、近くの交差点の名前も茅ヶ崎城址入口になっています。
入口は北側に2ケ所あり、空堀、郭、土塁などが良好な状態で残っています。要所要所には丁寧な説明看板があり、これだけ整備されているのは、すごいですね。山城といえば藪をかきわけ、かきわけ土塁の中に入り、どうやらここらへんが主郭のようだと探しまわるのが定番ですが、茅ヶ崎城では看板で一目瞭然です。
城を造ったのは誰か分かりませんが、室町時代に相模・南武蔵を支配した上杉氏、その後を支配した後北条氏が関わっていたのは間違いないようです。小机城とは3.5km離れており、櫓から小机城が見えるので、小机城と一体で運用されたのでしょう。郭は西郭、北郭、中郭、東郭があり、帯郭も残っています。城址跡は公園になっていますので中郭ではキャッチボールや散歩している人がいましたが、城巡りをしている人はいませんでしたね。もったいないなあ。
写真の左側は中郭の土塁で真ん中の道が堀跡です。右の土塁が西郭になります。
横浜の古い地名は武蔵国都筑郡で、戦国時代は44の城がありましたが、遺構が確認されているのが寺尾城・茅ヶ崎城・小机城・篠原城の4城。とりあえず茅ヶ崎城・小机城・篠原城の3城を巡ることができました。