ツンドクを整理中。来年の大河ドラマ「青天を衝け」主人公である渋沢栄一の講演録をまとめたものです。
資本主義は算盤(ソロバン)が大切ですが、利益を増やしたい、金持ちになりたいという欲望だけですとバブル経済をみても分かるように暴走し、大きな惨事を引き起こしがちです。そこで暴走を歯止めする手段として論語を取り入れ、自分を律する大切さを説いています。
現在では算盤はITですが効率化などで暴走しないように、無駄なことにも配慮する姿勢が大切ですねえ。やはり何の生産性もない山城登りが大切ですなあ(笑)。
資本主義の父という側面だけでなく、東京市養育院を設立するなど人格者だった渋沢栄一ですが、女性に関してはだらしなく子供は30人以上もいたようです。渋沢自身も「婦人関係以外は一生を顧みて天地に恥じない」と自覚していました。