スキマ時間を生かす新しい副業

藤木俊明
藤木俊明

昨夜は知的生産の技術研究会・関西セミナー。副業評論家・藤木俊明さんに「スキマ時間を生かす新しい副業ー定年後に備えて会社員時代から月五万円稼ぐ副業術」というタイトルでお話いただきました。 

2018年7月に放映されたのが藤井隆、濱田マリ主演のNHK大阪放送局「助けて!きわめびと」。「気軽に稼ごう!1万円収入アップ術」という特集に、”きわめびと”として登場のが講師の藤木俊明氏ですが番組が好評で3回も放映されることになりました。 

会社をリタイアしたあと夫婦が厚生年金から受給できる平均額が月22万円、一方、最低必要額のアンケート結果では27万円になっています。その差、5万円を捻出しなければなりません。パートで時給1,000円なら50時間必要で、1日6時間として8日ほど働かないといけません。かといって起業するのもリスクが高く、おすすめするのがギグワークを使った複業で本業以外にもう一つの柱を作って小商いのトレーニングをすることです。 

各ギグワークの紹介と謝罪代行や代理出席などで有名なファミリロマンスなどの裏話を含めてお話いただきました。

人は『のど』から老いる 『声』から若返る

福島 英
福島 英

昨夜は知的生産の技術研究会・関西のセミナー 

ブレスヴォイストレーニング研究所所長の福島さんに「人は『のど』から老いる 『声』から若返る」というテーマでお話いただきました。 

ブレスヴォイストレーニング研究所へは声優志望の若者もよく来て、アニメ声を出したいという希望ですが、これだと喉をつぶしてしまうので基本的に喉を鍛える基本から教えています。ただ、いろいろな歌手の声で歌えるソフトが出ているので、すぐにAIに置き換えられるよとも言っているそうです。変わったところではユーチューバーも通っているそうです。 

セミナーでは参加者各自から声に関する悩みを聞いて、声に関する講義とレッスンを行いました。日本は文字文化で言葉を聞きながら頭の中で漢字に置き換えるようなことを行い、紙を配ると話を聞かずに紙を読む傾向があります。ですので国語の授業でも例えば詩の朗読を行い、どこで間をあけるか、どこで声のトーンを変えるかといったような授業は行われません。声に関する勉強していないので伸びしろが大きいそうです。

福助

福助
福助

今は昔、Fchikenというフォーラムありけり。パソコン通信なる面妖なものに取りつかれし衆生が集まる場所なり。 

ということで大昔にNifty-Serveという富士通と日商岩井がやっていたパソコン通信があり、そのなかにFchiken(知的生産の技術)フォーラムやFbman(ビジネスマン)フォーラムなんてものがありました。 

そんなパソコン通信の時代は、はるかかなたとなりながら、折に触れて残党が集まっています。本日、東京から珍しくくるメンバーがいたため残党が集まったのが日本一短い商店街「肥後橋商店街」にある福助。 

ここも昔からオフ会などで使っているお店で、おばちゃんもあいかわらず元気ですねえ。なんやかかんやか3時間ほど飲んで帰ってきました。あいかわらずリーズナブルな価格です。

あなたの知らないオープンストリートマップの世界

あなたの知らないオープンストリートマップの世界
あなたの知らないオープンストリートマップの世界

昨夜は天満橋のCo-Boxで知的生産の技術研究会・関西のセミナーでした。 

OpenStreetMap Foundation Japanの坂ノ下勝幸氏に「あなたの知らないオープンストリートマップの世界」のお話をしてもらいました。 

オープンストリートマップでは地図にいろんなものを書き込みできます。例えば電柱や木まで書き込みができ、広葉樹や椿などの種類まで登録できます。正確に記載しなくても皆が書き込みしますので間違っていれば修正されますから初心者でも気軽に書き込みできます。なかには鉄道マニアが細かな支線まで書き込んだりして楽しめます。 

オープンストリートマップとは何か、各地で行われているマッピングパーティの活動紹介や地図への書き込み方法などオープンストリートマップの世界について説明いただきました。 

→ あなたの知らないオープンストリートマップの世界

あなたの知らないクラウドファンディングの世界

あなたの知らないクラウドファンディングの世界

昨夜は知研関西セミナー。「あなたの知らないクラウドファンディングの世界」教育のチャンスを守る。カンボジアの子ども達に通学用自転車を!というタイトルで安田コンサルティング代表の安田さんにお話しいただきました。

安田さんは2年連続でクラウドファンディングReadyForを活用し、2018年は目標額120万円に対して146万円の支援金を獲得して、先日カンボジアで自転車を子供たちに158台プレゼントし帰国したばかりです。

クラウドファンディングで2回プロジェクトを達成するのは至難の業で
・支援金の波(法則があります)と波にあわせた施策
・事務局とどんなやりとりをするのか
・訪問者数と支援者数との相関
・手数料はとるが、それ以上のサポートをReadyForがするワケ
など、クラウドファンディングを実際に行う上でのいろいろなノウハウを教えていただきました。

カンボジアについても知らないことばかりで
■世界遺産アンコールワット
入場料が7千円ほどと高く、貧しいカンボジア支援になればと思っている観光客が多いのですが、お金はベトナムに流れます。

■子供たちが将来つきたい職業
80%が先生、医者、看護士で、農村から出たことがなく身近で見る大人の職業がこの3つだけ。両親はほぼ農家ですが土地は中国人がもっているため小作農となり生活は貧しく1年間の食糧確保ができない家庭が多くあります。

通学用自転車は3年持てばよく日本の中古自転車が現地にたくさん輸入されており現地で購入してプレゼントしています。自転車のカゴには支援者の名前や会社名が入ります。また悪路のため修理キットがセットです。

日本と同じで女の子が修理は難しいため学校に自転車クラブを作ります。生徒には一人ぐらい自転車屋の息子がいて家業の手伝いをしており、安田さんがささやきます。「今なら自転車クラブの初代部長になれるぞ。女の子が困っているのを助けたら3人に1人くらいは、ほれてくれるかもしれないぞ」これでイチコロだそうです(笑)。自転車クラブではプレゼント以外の自転車のメンテナンスも行い。技術を学んで自転車屋での独立を考える生徒も参加しています。各学校で設立された自転車クラブへのパーツ補給が課題になっています。

あなたの知らない古文書の世界

あなたの知らない古文書の世界

昨夜は天満橋にあるコワーキングスペースCo-Boxで知的生産の技術研究会・関西を開催。

テーマは「あなたの知らない古文書の世界」で講師は古文書の世界にどっぷりつかっておられる中元さんです。博物館などで古文書を見ても何が書いてあるのかサッパリということで、読める秘訣が聞けないかなと企画したセミナーです。

摂津国の遠里小野(おりおの)は昔、菜種油の産地で菜種油を商いしていた中野家に伝わる古文書を題材に語っていただきました。よく使う文字(例えば候とか)はめちゃくちゃ省略されたり、読みが同じということで同じ漢字のはずが、いろいろな漢字を使ったりとバラバラ。

一つの古文書でくずし文字を覚えても、他の古文書では別の書き方をしていて、そのままでは読めないという、とっても奥深い世界でした!

知研は朝日カルチャーセンターの先生だったんですね

知的生産の技術研究会

先日、書店で「知的生産の技術」(梅棹忠夫:岩波書店)の奥付を見たら98刷りになっていました。大台の100刷りまで、もうすぐ。1969年発行の本が50年にもわたり読み継がれているのはすごいですね。

この書籍をきっかけとして生まれたのが知的生産の技術研究会です。異業種交流会のはしりのような存在でしたのでマスコミの取材も多く、世間に社外勉強会が拡がっていくことになります。

今、会報に研究会が発足した頃の話が連載されています。朝日カルチャーセンターともちょっと関係していたんですね。

知研の活動が続くなか朝日新聞社から講演会のやりかたを教えてほしいという依頼がはいります。来たのは3、4名で皆さん活版工でした。当時、活版印刷(鉛の活字での印刷:銀河鉄道の夜でジョバンニが活字を拾うシーンがでてきます)からコンピュータ印刷に移行する時代で、生産性向上で活版工が余るため新規事業をはじめたいという意向でした。いろいろと説明して、しばらくしたら朝日新聞にデカデカと朝日カルチャーセンターの案内広告が掲載されます。そういうことだったんですね(笑)。

▼知研ホームページでも公開しています。大宅壮一、草柳大蔵など懐かし名前が出てきます
→ 知的生産の技術研究会の歴史

あなたの知らないお祭りの世界

山本哲也

木曜夜は知的生産の技術研究会・関西セミナー

台風の影響を心配するなか、遠くは横浜から新幹線でかけつけた参加者もいらっしゃいました。

セミナーでは「あなたの知らない祭の世界」というタイトルでお祭り評論家の山本さんにお話しいただきました。All Aboutで「日本の祭り」のガイドをつとめガイド仲間でもあります。なんと日本には10~30万ものお祭りがあるそうで、ビックリ!

山本さんが祭りにはまったのはパソコン通信Nifty-Serve時代に青森オフがあり、青森ねぶた祭を見たことがきっかけ。以来、たくさんの祭りを見に行き、これをホームページに整理してアップしていると「じゃらん」から話があり、それがきっかけでトラベラーズライターとなって、またいろいろな雑誌に執筆するようになりテレビやラジオ出演につながっていきます。NHKには都合、5回出演したそうです。

山本さんによると祭り好きは多いですが、数多くの祭りを実際に見に行く人間はほとんどいないそうで希少価値があるようです。祭りに関しては料理研究家や鉄道評論家のように市場も大きいのですが、ライバルがひしめく業界ではなく祭りに関する番組を作ろうとテレビのADなどが検索すると山本さんのサイトがヒットし、問い合わせにつながることになります。

死語となってしまったベ平連

小田実

日本経済新聞・夕刊の「こころの玉手箱」コーナーにノンフィクション作家である吉岡忍さんが連載しているんですが、8/14付夕刊にベ平連で作ったバッジの話が載っていました。ベ平連といっても今や死語になってしまいましたね。「ベトナムに平和を!市民連合」の略です。

ベトナム戦争によるアメリカ軍の北ベトナムに関する爆撃(北爆)で一般市民の死者が増え、マスコミで大きく報道されたのを機会にはじまった反戦運動。けっこうええかげんで、来るもの拒まずの市民運動だったようです。

私はさすがにベ平連世代ではないのですが、京都で教員をしていた時代に近くの出町柳の「ほんやら堂」へ時たまランチに行っていました。この「ほんやら堂」はベ平連の拠点として有名でフォークの殿堂でしたが、おしくも火事で閉店になります。

■小田実さん
知的生産の技術研究会・関西では1995年5月にベ平連で必ず名前があがる作家の小田実さんにセミナーをしてもらいました。セミナータイトルにもなった小田実さんの著作「難死の思想」はなかなか難関でしたが、アジア22ヶ国を貧乏旅行した「何でも見てやろう」は面白かったですね。これが契機となって日本の若者にバックパックが流行します。五木寛之の「青年は荒野をめざす」もバックパッカーのバイブルとして有名でした。

そうそうセミナー前に直接、小田実さんから聞いた話があって、「何でも見てやろう」の旅行前に米フルブライト基金で渡米するんですが、アメリカの図書館で大阪空襲を上空から写した写真を見たそうです。大阪は空襲による雲だらけで”俺はあの時、この雲の下を命がけで走り回っていたんだ”とおしゃていた言葉が印象的でした。

セミナー講師のための話力、声力の魅力アップ

福島 英
昨夜は大阪産業創造館で知的生産の技術研究会・関西4月セミナー。東京からブレスヴォイストレーニング研究所所長・福島英氏を招いて、「セミナー講師のための話力、声力の魅力アップ」というタイトルでセミナーをしていただきました。
海外はパブリック、家庭の区別なく声の大きさなどは一定で、日本だけが区分けする環境になっています。元気にしゃべっていた帰国子女が日本人だらけの環境になると、だんだんと声のトーンが変わっていくそうです。電車に乗っている海外旅行者がワーワーしゃべっているのは、そんな環境じゃないからなんですね。
声を鍛えるには、しゃべる練習より城達也のジェット・ストリームなど模範とするナレーションを聞く方が効果があるそうです。声優、落語、俳優、オペラ歌手などの声の違いやヴォイストレーニングなどを学びました。