知って損なしコンビニ裏話!

森 憲二郎
昨夜は大阪産業創造館で知研関西の6月セミナー。
ファミリマートに20年にわたって勤め、SVとして売上No1にもなった森さんに「知って損なしコンビニ裏話!」と題して話をしてもらいました。
セブンイレブンの日販は平均で66万円を超えていますが、これは戦略がすぐれているからなんですね。本部でコントロールできる立地、商品に力をいれ、店長によって差が出るオペレーションの優先度は3番目。それ以上に利益につながらないことには金をかけない徹底度がすごい!その代わり金をかけるとことにはかけるメリハリがすごい!今度、コンビニに行った時、教わったいろいろな違いをぜひ、確かめてみます。
ファミリマートに140ほどの営業所(1営業所で複数店舗を対応)があり、売上を競っています。売上が100~140位になると降格される厳しい世界。そんななか20~30位の売上だったのを常にベスト10に入るために売った方策など、コンビニの裏話をお話しいただきました。
・コンビニで一番、粗利のよい商品はなにか
・昔からセブンイレブンで「おでん」を出し続けた理由 はなにか
・反対に利益率のよいチキンをセブンイレブンではなぜ やらなかったのか
・セブンイレブンのウォークイン冷蔵庫(ジュースなど が入っている冷蔵庫)の取っ手がなぜセブンイレブンでは右にしかないのか
などなど、意外な所にマーケティングなど、いろんなヒントが隠されているんですね。後半は少し時間切れでしたので、ぜひ後編を企画します!

知的生産の技術研究会・岡山 発足17周年

知研岡山
知的生産の技術研究会・岡山が発足17周年を迎えるということで岡山へ行ってきました。
知的生産の技術研究会は1969年に発刊された梅棹忠夫先生の名著『知的生産の技術』(岩波新書)の影響を受け、1970年に発足した研究会。本部は東京で今年、45年目を迎えています。全国に支部があり、岡山が発足して17年目を迎えました。
17周年ということで記念講演会が行われ、講師は轡田隆史氏。元朝日新聞記者で夕刊「素粒子」を執筆され、ニュースステーションのコメンテーターもされていました。
私は行けなかったのですが東京で行われた知研の総会でも講演をされ、終わった後の懇親会で、岡山まで来てくださいよと依頼され、また周りがぜひ行ってあげてくださいよと、酔った勢いで言うものだから、轡田氏も酔って引き受けてしまったそうです。(笑)
岡山の寺の門に焼夷弾の跡が残っていた話から永井荷風が岡山へ疎開した話になって、また居酒屋で飲んだ話も重り、鳥取の詩人・尾崎放哉の俳句「墓のうらに廻る」につながっていきます。結局、ジャーナリズムとは何ぞやということで、全部がつながっていきます。めちゃめちゃ面白い話でした。
さて知研関西もやっていますので、ぜひどうぞ!
次回は「知って損なしコンビニ裏話!何でセブンイレブンが圧倒的に強いのか?業界3位のFマートで全国1位になった元SVが語る」という長いタイトルです!
6月26日(金)19:00-20:40
場所:大阪産業創造館 5階 研修室C
http://tiken-kansai.org/

簡単にホームページが作れるJimdo

駒井健夫
昨夜は堺筋本町にある大阪産業創造館で知的生産の技術研究会・関西のセミナー。
「簡単にホームページが作れる Jimdo
 ~機能説明から活用事例まで~
Jimdo Japan カントリーマネージャーがご紹介」
というセミナーで講師は株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ Jimdo Japan カントリーマネージャーの駒井 健生氏。
1980年生まれの、なかなかのイケメンです。東京の麹町が拠点で、わざわざ大阪までお越しいただいてお話いただきました。
Jimdoの紹介だけでなく、そもそもホームページは何のために作るのかという基本からお話してもらい、とっても分かりやすい内容。Jimdoはドイツ生まれのツールで全世界で1200万ほどのサイトが生まれ、2009年3月にスタートした日本では85~90万のサイトが生まれています。
事業者からホームページを作りたいという相談があるとJimdoをすすめていますが、色々と技があるんですね。簡単にFlashのような画像を流すことができたり、ページをまたがったコピーなど、とても役立つお話をうかがえました。
Jimdoの開発はドイツで行っていますが、日本では駒井氏を中心に運用、ローカライズ、販促全般を担当しているそうです。コミュニケーションは基本、ドイツ語ではなく英語だそうです。

魅せるPowerPointビジネスプレゼン

すごプレ中級編 魅せるPowerPointビジネスプレゼン
昨日は知的生産の技術研究会・関西のセミナー
「すごプレ中級編 魅せるPowerPointビジネスプレゼン」というタイトルでMicrosoft MVP AwardのPowerPoint部門を2011年より4年連続受賞されていノヴェル・プレゼンテーション代表 河合 浩之氏にお話しいただきました。
タイトルと箇条書きが多いパワーポイントによるプレゼン。聞いているうちに退屈な内容に聴衆は寝てしまいます。
海外では「Death by PowerPoint」と言われ、日本では「パワポ死」と呼ばれる現象。あまりに経済的損失が多いためスイスではアンチパワポ政党まで発足しています。
聴衆を寝かさないために必要なのは「おもしろみ」。パワーポイントでは相手を惹きつけるプレゼンの技があり、いろいろなテクニックを伝授いただきました。
中級編で色々な技を教えていただきましたが、これがメチャクチャ役立つ内容。来週水曜にちょうどパワポでセミナーをしないといけないので、準備は終わっていたんですが、この土日は今日、教えてもらった技を織り込まないと!
→ すごプレ中級編 魅せるPowerPointビジネスプレゼン

関西商法に学ぶ商売繁盛のヒント

中森勇人
大阪産業創造館で知的生産の技術研究会・関西を開催。
テーマは「関西商法に学ぶ商売繁盛のヒント」で、講師は作家・ジャーナリスト 中森 勇人氏。
関西ならではの商法、笑法、逆張り商法、ニコイチ商法、むちゃぶり商法、牛のよだれ商法の5つと具体例を紹介いただきました。
ニコイチ商法とは戦後壊れた自動車2台から部品どりして1台の動く車を作って販売するような商法。まさかのコラボで例えばチキンラーメンはラーメン+天ぷらのコラボ。
泉州に本社がある東進というタオルメーカーが作ったのが1000円の高級タオル。安いタオルが市場を席巻するなか、値段が高すぎて売れません。そんな時に社長が見たのが冬の工事現場で防寒着の上にタオルを巻いているおっちゃん。聞いてみたら、マフラー代わりにしているそうで、これを聞いて考えたのがタオル素材のマフラー。カラーのバリエーションを増やしタフラー(タオル+マフラー)と名付けて売り出したら3年間で100万枚を突破。いろいろな商売のやり方を紹介いただきましたが、東進はタオルを地元に残すために知恵を絞っています。
そんな頑張っている中小企業のオンパレードでした。
日本一低い山「天保山」の登頂証明書を近くの喫茶「山小屋」が発行しるのは有名ですが、発行手数料が200円。これが1万枚も出ているので単なる紙で200万円も売上ているんですね!

ウクライナ・セミナー

小野 元裕
昨日は天神祭の日だというのに知的生産の技術研究会・関西のセミナーを開催。天神祭とかぶっていることを気づかなかっただけなんですが。(笑)
旬の話であるウクライナのお話しをウクライナにも住み、日本ウクライナ文化交流会会長でもある小野 元裕さんにお話しいただきました。
ウクライナ、ロシア、ベラルーシは同じ東スラブ民族であり、ウクライナからロシアが誕生しました。日本における奈良のような存在で、大きく育った子供(ロシア)がお母さん(ウクライナ)をいじめるような構図になっています。またスターリン時代にはウクライナを抹殺しようと、とんでもないことをやっていました。(ソ連崩壊で情報がでてきたそうです)
クリミアはソ連時代に兄弟だったウクライナにプレゼントしたもので、そしたらウクライナが1991年に独立しちゃったので、それならソ連に返せよともめていた土地なんだそうです。ニュースの裏側の話をいろいろとお伺いしました。

他人事じゃない。あなたの目の前にせまる介護

  • 知的生産の技術研究会・関西セミナー。本日は株式会社コミュニケーター代表取締役の横井さんに「他人事じゃない。あなたの目の前にせまる介護」というタイトルでお話しいただきました。 

    セミナー前に届いたレジユメがパワーポイント50ページ分、別に参考資料で45ページ分の資料が届きました。これを人数分コピーするとなると持てない量になるので1ページ6枚で印刷。参加者には後でファイルを送ることにしました。100ページにわたる資料え介護が必要になった時にどうしたらよいか分かる資料で満載です。 

    介護というと自分の両親、配偶者の両親を想起しがちですが、兄弟姉妹の介護、自分自身、配偶者の介護もおそかれはやかれ出てきます。平均的に介護する期間は一人あたり14年以上。当然、お金もかかります。親には資産がどれだけあるかを聞き出し、兄弟姉妹とは介護が必要になった時の担当をどうするかを事前に話をしておかなくてはいけないなど、どう準備したらよいか、いざ介護が必要になったら、どうしたらよいか裏技も含めて教えていただきました。

ローマ字の日

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    きょう、5月20日は「ローマ字の日」。 

    日本ローマ字会という団体があり設立は明治18年。戦時中は特高にマークされ、戦後はGHQから国粋主義者とみられ、暗殺されそうになったなど、いろいろと秘話があります。過去の参加メンバーをみると寺田寅彦や各大学の学長、著名人など綺羅星のごとく名前がならんでいて、日本ローマ字会の最後の会長が梅棹忠夫先生。 

    梅棹先生には知的生産の技術研究会の特別顧問をおねがいしていた関係もあり、私も10年ほど社団法人日本ローマ字会の理事を担当していました。公益社団法人化にともない本部が京都から東京へ移動することとなって、ようやく理事をお役ごめんになりました。梅棹先生はエスペランティストであり、日本語の国際化にはローマ字運動が必要だと、晩年はローマ字運動にとりくんでおられました。 

    ●漢字の中国が隣国だった 
    日本は7世紀から9世紀にかけて漢字をとりいれましたが日本語は50音だけの言語で正確な中国語ではなく、なまった音を導入しました。これが「音読み」になっています。また意味をあらわす「訓読み」の2つの読みかたを併用しました。 

    梅棹先生によれば漢字を借用した国のなかで、こんなことをしたのは日本だけ。ベトナムや韓国でも漢字を導入しましたが読みはひとつだけです。日本では国語を学習するのに必要な時間が10倍にはねあがり、自分たちの言語を学ぶのに数年をようする状態になっています。 

    日本は大国・中国のとなりに位置したがゆえに、本質的に構造のことなる漢字を導入し、とんでもない運命にひきずりこまれました。お隣の韓国はチベットから伝わったモンゴル(元)のパスパ文字を使って、ハングルを14世紀、15世紀頃に成立させましたので、この事例に学ぶべきだともよくおっしゃていました。 

    ●索引がない学術書は読む価値がない 
    梅棹先生がよくおしゃっていたのが索引の重要性。欧米なら簡単にできあがってしまう索引が日本では作れず、梅棹忠夫全集の索引をつくるのにも1年かかったそうです。 

    まず単語の読みかたがわかりません。とくに人名は絶望的で、東(あずま)なのか東(ひがし)なのか本人に確認しなければ読みかたがわからないような名前は、ほかの国にはありません。欧米で索引がない学術書は、読む価値がないとされますが日本では索引のない学術書がおおくあります。 

    また日本語には同音異義がおおく、聞いただけでは理解できない言語になっています。例えば科学と化学がありますが、化学(ばけがく)とよめば同音意義語が減り、留学生や日本に興味のある人にとって学びやすい言語、つまり国際化できるとよくおっしゃっておられました。 

    漢字を入力する時にローマ字仮名変換していますので、ローマ字を入力した時点で漢字変換しなければ、ローマ字文章になります。さすがにローマ字は読みづらいので、なるべく同音異義語を使わず漢字も極力へらした平易な文章をかくように心がけてはいるんですが、むずかしいですね。 

    写真は知研関西とローマ字会の共催で梅棹先生に「21世紀版 文明の生態史観」でお話しいただいた時のものです。

あなたの出版をサポートします!ペンコム波乱万丈物語

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    木曜日は大阪産業創造館で知的生産の技術研究会・関西のセミナーを開催。1987年9月にはじめ、もう27年になります。始めた頃は20代でしたが、今やすっかりオジサンになってしまいました。(笑) 

    講師は明石で編集プロダクション&出版社をやっている株式会社ペンコム代表の増田さん。IT系の出版で有名なンプレスコミュニケーションズと提携し、パートナー出版社になっています。 

    ■あなたの出版をサポートします!ペンコム波乱万丈物語 
    編集プロダクションを立ち上げて、本を出そうといろいろと模索していた時に、あるコンテストで株式会社ナビットの福井社長と出会います。福井社長は地下鉄乗り換えマップを出した方で、一番最初は赤ん坊をベビーカーに乗せ、乗り換えマップの出版企画をもって本屋まわりをしますが、断られるばかり。 

    増田さんは福井社長に「日本に何社の出版社があると思っているの、片っ端からいきなさい」と言われ、出版社めぐりを開始。出版社に「今、会社の下に来ているので会っていただけませんんか」と片っ端からアプローチ。これが最初の本の出版につながります。 

    波乱万丈物語以外に出版企画書の書き方や紙の出版と電子出版もやっていますので、それぞれの違いの話などをおうかがいしました。 

    アマゾンの「中身検索」ですが、驚くほどアナログのやり方でやっているお話しを聞いてビックリ!

「すごプレ」魅せるPowerPointビジネスプレゼン

tiken201410.jpg昨夜は知的生産の技術研究会1月セミナー。Microsoft MVP AwardのPowerPoint部門を2011年より4年連続受賞されている河合浩之さんに「すごプレ」についてセミナーいただきました。

PowerPointを使ったプレゼンはビジネスの世界では必須ですが、箇条書きのようnスライドばかり。見ている時は分かった気になりますが、次のスライドに行った時には、もう忘れています。

印象は記憶に残りますが、プレゼンターがしゃべったことなどは記憶に残りません。そこで目指すのは記憶に焼き付き人を動かすプレゼン。

悪いプレゼンとよいプレゼンの対比など分かりやすく、たくさんのプレゼンの技を教えてもらいました。さっそくセミナーで活用しなくては!