河内湖

河内平野
よく家から枚岡神社-枚岡公園-石切商店街-石切神社-額田戎神社と巡っています。中臣の神さんと物部の神さんを巡る、1時間の散歩コースとなります。
この散歩コースは生駒山の麓を巡るので大阪平野を一望できます。大阪平野を見ると考えてのは、神武天皇の東征時代は河内湖で、水の底だったこと。一部、上町台地だけは水から出ており、台地の上に難波京や四天王寺ができました。住吉大社も境内の前まで海でした。
河内湖の水を抜くために造られた排水路が「難波の堀江」。仁徳天皇が工事を行い、難波の堀江が現在の大川と言われています。これで大阪平野は湿地帯になりましたが、さらに水の流入をとめるため大和川の付替に和気清麻呂が挑みますが、失敗。近鉄・南大阪線に河堀口駅(こぼれぐちえき)がありますが、ここが掘り始めた場所と言われています。
また大坂の陣で家康が本陣を置いた茶臼山古墳(天王寺公園の中にあります)の河底池は和気清麻呂の工事跡と言われています。

中華料理屋でボヤ

中華料理
マイドーム大阪7階にある大阪府よろず支援拠点で窓口相談。
マイドーム大阪は松屋町筋(まっちゃまちすじ)にあり、ランチが食べられるお店が多く、陸の孤島だった名古屋市新事業支援センター(吹上ホール)とはだいぶ違います。
お昼は中華でも食べようかなと、めちゃくちゃボリュームがある定食が出てくるお店に入ろうと思ったのですが、午前の相談がトレーニング器具を開発した事業者の相談で、健康の話題で盛り上がっていたことを思い出しました。
「いかん、いかん」と中華をあきらめて、内平野町食堂(まいどおおきに食堂)へ。ここは自分でオカズやご飯を取って最後に清算するスタイルのお店で、もともと大阪の会社なんで、関西にはたくさんの店舗があります。
食事が終わって道を歩いていたら、さっきの中華料理屋の前に消防車が4台ほど止まっていました。どうやらボヤ騒ぎがあったそうで、あのまま入店していたらボヤ騒ぎで昼飯を食いはぐれるところでした。

できるビジネスパーソンのためのスキルアップ講座

大阪中小企業診断士会と中之島図書館との共催セミナーを開催します。
「できるビジネスパーソンのためのスキルアップ講座」
参加費は無料で、全5回出てもかまいませんし、スポットで出たい会だけでもかまいません。18:30~20:00の開催です。
・会場 :大阪府 中之島図書館 別館2階 講義室
・定員 :60名
・参加費:無料(要事前申込・先着順・ご希望の回のみの参加可)
■第1回 6月17日(水)「資金重視の経営 貸借対照表・キャッシュフローから経営を見る」橋本 博
 決算書を読み解く能力を有することは、優秀なビジネスパーソンになるための必須事項です。決算書の見方を理解して頂き、そこから経営の問題点を抽出し、経営改善の方法について、実践例を交えながら習得して頂きます。
■第2回 7月15日(水)「効果を出すための本当のWeb活用法」西谷 雅之
 ホームページやブログ、ソーシャルメディア・・・手段は数あるものの、業種や業態、自社の課題に本当に合ったWeb活用策とは?当セミナーではWeb活用の全体像とそれぞれの目的を説明することで、自社の経営課題にあったWeb活用の方法をご紹介します。
■第3回 8月10日(月)「創業するなら個人事業、法人のどっちが得?」水谷 哲也
 個人事業と法人の違いとそれぞれのメリットとは?個人事業で開業して法人成りする事業者が多いのはなぜ?会社を辞める前に準備しておかないといけないことは?よく聞かれる質問を中心に、創業の疑問点を一挙解決します。
■第4回 9月18日(金)「IT活用で観光客をおもてなし」柿原 泰宏
 海外からのインバウンド観光客は増え続け、政府目標では2020年に2千万人の来日観光客数が想定されています。これからのビジネスはこの観光客を取り入れることがひとつの戦略となります。本講ではIT、WEBを活用した観光客のおもてなし方法をご紹介します。
■第5回 10月14日(水)「ますます増えるシニア層をお客様にする5つのステップ」砂 亮介
 増え続けるシニア層と減り続ける若年層・・・ターゲットをシニア層に移行することはこれからの競争を生き抜くうえで不可欠といえます。シニア層にどういった商品・サービスを提供すれば喜ばれるのか、どうやったら顧客にできるのか。ソーシャルワーカーとしての経験を踏まえて、具体的に分かりやすくお話しします。
第3回目に創業について講演しますので、ご興味のある方はぜひ、どうぞ!ちょうどお盆休みに入る時期になります。
→ できるビジネスパーソンのためのスキルアップ講座・申込

小山田高家が討死した処女塚古墳

処女塚古墳
ひょうご産業活性化センターでの窓口相談の後、処女塚古墳に寄ってきました。
阪神・石屋川駅を降りて少し歩いたところにあるのが処女塚(おとめづか)古墳。
万葉集で歌われた古墳として有名です。きれいな娘がいて、かぐや姫のように、たくさんの若者から求愛され、なかでも2人の若者が求婚で争います。娘は立派な男たちが自分のために争うのを見るのはイヤと、嘆き悲しんで亡くなってしまいます。そして2人の若者も後を追ってしまいます。
処女塚古墳から少し離れた西と東にも古墳があり、それぞれ西求女塚古墳、東求女塚古墳と言い、2人の若者の墓と言われていますが、そんな馬鹿なことはなく、この地域をおさめた豪族の墓でしょう。前方後円墳になっていて前方部は道路も古墳に沿ってカーブしています。
この古墳は足利尊氏と新田義貞の戦いでも舞台となりました。湊川の戦いで楠正成が倒れ、生田に陣をしいていた新田義貞は敗走します。この処女塚古墳で、足利軍に追いつかれて、あわやという時に新田義貞の家来だった小山田高家がかけつけ、自分の馬に新田義貞を乗せて逃がします。処女塚古墳で足利軍を足止めしますが、討死してしまいます。

船場経済倶楽部で講演

船場センタービル
大阪府よろず支援拠点での仕事が終わってから船場センタービルへ移動。
船場センタービルにある船場経済倶楽部・ビジネス活性塾でセミナーをしてきました。Web活用シリーズという6名の中小企業診断士が講演するシリーズで、第1回目を担当。講演テーマは「ホームページを活用した販売力強化」でした。
船場センタービルは地下鉄本町駅から堺筋本町駅まで1kmも続くビルで1号館から10号館まであります。ビルの上は阪神高速が通っています。船場センタービルの地下は地下鉄と直結しているし居酒屋街ですので、しょっちゅう通っているんですが、地上は久しぶりです。外側はリニューアルされていますが、中はあいかわらず雑多なお店がずらっと並んでいます。
天牛堺書店をのぞいたら、たまたまセールをやっていたのですが、時間がなかったので、ざっとだけ眺めて船場経済倶楽部へ。船場経済倶楽部は4号館の4階にあるので、エレベーターで待っていたら、乗ったのは3階までしかいかないエレベータ。4台のエレベータがあり、左側の2台に乗らないと4階にしか行かないというダンジョン(迷路)になっています。

地域経済分析システム(RESAS)

RESAS
地域経済分析システム(RESAS)がスタートしました。
RESASとは各都道府県・市区町村のデータをまとめて分かりやすく提供されているもので、市町村の比較もできます。試しに創業比率でやってみました。津市、東大阪市、名古屋市を選んで見てみましたが、同じような傾向ですね。名古屋市の創業率が高いのですが、今、住んでいる東大阪市が津市よりも創業率が低いのは意外でした。
今、各市町村では創業支援事業計画を作り産業競争力強化法に基づく認定を受けて、創業スクールなどを行っていますが、当然、認定を受けたところと受けていないところでは創業率に有意な差が出てこないとおかしいので、担当者は大変です。
施策の効果があったかどうかを市町村比較される時代になってしまいました。全国のよろず支援拠点のモデルとなったf-Biz(富士市産業支援センター)がある富士市の創業率を見てみましたが、効果は出ていませんでした。もっとも最新の情報が2012年ですので、この後のデータが公開されると、かなり伸びているのかしれません。

楠正成の阪本城(小倉山公園)

阪本城
昨日、八宮神社へ行ったついでに坂を登ったところにある大倉山公園へ行ってきました。
明治時代に大倉財閥を作った大倉喜八郎の別荘があり、後に神戸市に寄贈されたので大倉山公園という名前になっています。今は神戸市中央図書館や野球場があります。
大倉喜八郎は渋沢栄一らと共に、鹿鳴館や帝国ホテルを作り、他にもいろいろな会社を設立していますが、大倉火災海上保険が今の「あいおいニッセイ同和損害保険」になっています。
この大倉山公園ですが、高台にあり、楠正成が造った阪本城跡と言われています。九州から攻め上ってくる足利尊氏に備えるために造ったそうなんですが、詳しいことは分かりません。実際に坂を上がってみると、山城の郭のような部分がけっこうあり、十分に攻城戦ができそうです。
徳川光圀が正成の墓に碑を建て、後に湊川神社となったところは坂を降りたすぐの所にありますが、すぐ近くに攻城戦ができる丘があるので湊川の戦いは大倉山公園で行われたのでしょう。太平記の映画やドラマで、海岸沿いで足利軍と楠軍が戦うシーンが出てきますが、湊川神社近くが戦いの舞台なら、城攻めだったんでしょうね。
戦国時代、荒木村重が織田信長を裏切った時、荒木村重の花隈城を攻めるため、信長側の池田信輝が砦を構えた場所でもあります。今は何も残っていません。

八宮神社(神戸)

八宮神社
日が長くなってきたので、ひょうご産業活性化センターの窓口相談が終わってから八宮神社へ。
八宮神社は生田裔神八社の1社。生田裔神八社というのは生田神社を囲むように点在している裔神八社で一宮神社から八宮神社まであります。数字の順に巡ることを八宮巡りといい、厄除けになるといわれています。
六宮神社は八宮神社の近くにあったんですが、明治初期に道路拡張のため八宮神社に合祀されました、ですので八宮神社にお参りすると六宮神社にもお参りしたことになります。
そうそう三宮神社が神戸・三宮の名前の由来になっていて三宮神社といえば備前藩兵が隊列を横切ったフランス人水兵らに銃撃をあびせ、撃ち合いとなった神戸事件の舞台となりました。
ひょうご産業活性化センターが入居しているサンパルの近くに一宮神社、二宮神社、三宮神社があり、既にお参りしていますので、残りは四宮神社、五宮神社、七宮神社の3つとなりました。ちょっと遠い所にある神社ばかり残りました。

河内寺廃寺跡

河内寺廃寺跡
今日、届いた東大阪市政だよりに河内寺廃寺跡の史跡公園整備をスタートするという記事が掲載されていました。
近鉄で難波から奈良へ向かう時、瓢箪山駅を超えると生駒山に沿って左にカーブし、山裾を登りはじめます。この左にカーブをする時、西側(生駒山の反対側)、住宅地の間に空地が見えます。ここが河内寺廃寺跡。もっとも看板も案内も何もないので地元の人でも、ほとんど知りません。
飛鳥時代後期に造られた古代寺院で、四天王寺形式(塔、金堂、講堂が一直線に並ぶ形)でした。造ったのは百済の渡来人の末裔だった河内直(かわちのあたい)一族。河内郡の長官でした。すぐ近くを東高野街道が通る交通の要衝でしたし、少し高台でしたので古代は眺めがよかったでしょうね。
河内寺廃寺は国の史跡指定を受けたこともあり、史跡公園として整備されることが決まりました。一般公開は2017年になる予定です。

取次会社が大変

本
先日、ドワンゴと経営統合したKADOKAWA(角川書店や中経出版などの出版社を持ちます)がアマゾンと提携し、4月から書籍・雑誌の直接取引を始めました。
出版業界では出版社は卸である取次会社(日販、東販、大阪屋、粟田出版など)を介して書店に届けるのが基本ですので中抜きになります。アマゾンは取次会社のマージンを減らすことができ、安価で販売できますが、書籍などは再販制度があるので定価販売は変わらないでしょう。
町の小さな書店は取次に頼らざるをえませんので、取次がを落ちると、いろいろ影響が出てきそうです。この取次会社が生まれたのは明治時代。東京堂、北隆館、東海堂、良明堂、上田屋の5社ができました。大戦中は国策で1社に統合され、日配(日本出版配給株式会社)が生まれます。大戦中は紙もないし、本も少ないという状態で返本率は0.1%となり、ある月には返本率がゼロという今ではとても考えられない数字が実現されました。今は大体、40%ほどの返本率になっています。
戦後になって解体され、東版(東京出版販売)、日版(日本出版販売)、中央社、日教販(日本教科書図書)、粟田出版が生まれます。ユニークな取次だったのが鈴木書店。出版社の窓口にいた井狩春男氏が毎日、手書きの情報誌を発行していました。それが「日刊まるすニュース」。出版社にファンが多く、まとめたものが本になっています。この鈴木書店、なくなってしまいました。
また地方・小出版流通センターという取次があり、名前の通り、地方や小さな出版社の本を扱う取次です。ここが神保町のすずらん通りに「書肆アクセス」という直営店を出していて普通の本屋ではお目にかかれない本が並んでいました。地方別に整理されていて、関西の本もありますが、関西の本屋にまず並んでいない本を東京で見つけることができます。神保町に行くと、よく行っていたんですが残念ながら2007年に閉店してしまいました。