大阪の高安と関係があった紀伊・亀山城

かえる橋
和歌山市からはるか向こうにある印南まで専門家派遣に行ってきました。遠かった!印南と言えば有名なのが「かえる橋」です。JRからよく見えます。
帰りは御坊で途中下車。紀伊・亀山城へ登ってきました。御坊駅の裏側(北側)にある山が亀山城跡。舗装された小道が頂上まで続いているのでスーツでも大丈夫。ただし汗だくになります。(笑)
頂上は公園になっていますが郭や腰曲輪が残っていて土塁もしっかりありました。城跡からは御坊の町船体から海上を行く船も見えて、なかなか絶景です。代々湯川氏の居城でしたが、秀吉の紀州進攻で湯川氏は城を焼き払って退去しゲリラ戦を展開。秀吉は手を焼いたようで後に和睦します。湯川氏の子孫はそのまま続いたようで城跡には子孫が建てた供養塔がありました。
信長が登場する前に三好長慶の軍勢と畠山高政の軍勢がぶつかった教興寺の戦いがあり湯川直光が畠山軍として出陣し亡くなっています。教興寺って、近鉄・高安駅の近くにあり、高安に住んでいた時に教興寺へ行ってきました。境内に湯川直光公勇戦の地碑が建っていたんですが、調べてみると昭和63年に御坊市民が建てたんだそうです。そうか、この亀山城の城主だったんですが、大阪の高安の地で亡くなったんですねえ。

郭が見事に残る安濃城

安濃城
専門家派遣で津の田舎にある安濃へ。
専門家派遣は昼からでしたので、少し早く出て、安濃城へ登ってきました。主郭跡には阿由多神社が建っていますが周りの土塁や空堀も見事に残っています。色んな郭も残っていて見応えがある山城でした。藪もなくきちんと整備されていて汗だくにはなりますがスーツ姿で登れます。
安濃城を守っていたのは名門・長野氏の一族である細野藤敦。織田信長の伊勢攻めがはじまり滝川一益が攻め寄せますが、はね返し落とせませんでした。結局は、織田信長の弟・信包を長野家の養子に迎えて和議を結ぶことになります。
ただ信包は信長の命令でしょうが、長野氏の排除に動きます。北伊勢の神戸氏、多気の北畠氏も同じようにやられてしまいましたので信長の常套手段ですね。城を追い出された細野藤敦は京都に逃れ、江戸時代に豪商・荒木家となり、郷里の阿由多神社に大般若経を奉納します。
織田信包は三谷幸喜監督の映画『清須会議』では伊勢谷友介が演じていました。安濃城を落城させた後に伊勢上野城の城主になりましたが、小谷城が落ちた後のお市や茶々、初、江をかくまっていました。伊勢上野城の次に津城へ移りますが、本能寺の変後に信長のお母さんである土田御前をかくまい。土田御前は津で亡くなっています。

関西商法に学ぶ商売繁盛のヒント

中森勇人
大阪産業創造館で知的生産の技術研究会・関西を開催。
テーマは「関西商法に学ぶ商売繁盛のヒント」で、講師は作家・ジャーナリスト 中森 勇人氏。
関西ならではの商法、笑法、逆張り商法、ニコイチ商法、むちゃぶり商法、牛のよだれ商法の5つと具体例を紹介いただきました。
ニコイチ商法とは戦後壊れた自動車2台から部品どりして1台の動く車を作って販売するような商法。まさかのコラボで例えばチキンラーメンはラーメン+天ぷらのコラボ。
泉州に本社がある東進というタオルメーカーが作ったのが1000円の高級タオル。安いタオルが市場を席巻するなか、値段が高すぎて売れません。そんな時に社長が見たのが冬の工事現場で防寒着の上にタオルを巻いているおっちゃん。聞いてみたら、マフラー代わりにしているそうで、これを聞いて考えたのがタオル素材のマフラー。カラーのバリエーションを増やしタフラー(タオル+マフラー)と名付けて売り出したら3年間で100万枚を突破。いろいろな商売のやり方を紹介いただきましたが、東進はタオルを地元に残すために知恵を絞っています。
そんな頑張っている中小企業のオンパレードでした。
日本一低い山「天保山」の登頂証明書を近くの喫茶「山小屋」が発行しるのは有名ですが、発行手数料が200円。これが1万枚も出ているので単なる紙で200万円も売上ているんですね!

ITC三重 定例会

ITC三重
ITC三重の定例会
三重県内のITコーディネータで組織している団体で、2ケ月に1回、三重県産業支援センターの会議室で定例会を開催しています。会員は20名で出席率は毎回よく今日も13名が参加していました。一番、出席率がよいのは12月の定例会で、終わってから忘年会があります。(笑)
今回はセミナー2本。
■医療系システムとITC ITC中部 伊藤さん
■企業(ITベンダ)内ITコーディネータ(ITC)最新事情
 東京におけるIT市場動向と企業内ITCが目指すべき役割~
  三菱電機インフォメーションシステムズ(株) 名山さん
東京はオリンピックの影響もあるのかITベンダーへの引き合いがすごくあり、案件を断っている状況なんだそうです。三重県とは違って東京は別世界なんですなあ。

中古車のベストマイカー

ベストマイカー
名古屋市新事業支援センターのある吹上ホールの隣が吹上公園。小さな公園ですが、緑が多く都会のオアシスになっていて、朝夕によく通っています。
朝、吹上公園を歩くと鳥の声が聞こえますが、時たまカッコウの声まで聞こえ、癒されます。すごいなあ、こんな小さな公園にまでカッコウがいるんだと思っていたら、実は隣にある中古車のベストマイカーが流しているBGMの音。
夕方には洋楽がかかっていますが、最近、流れているのは高校野球のラジオ放送。どっちが勝っているのかよく分かります。
ベストマイカーですが、展示されている中古車には値札はついておらず、フロントガラスにペンキで金額やエアコンの有無、走行距離などが直接書かれています。「今から48年前の車」というのもありますが、10年前に見た時も同じ文句じゃなかったけ?
平日の朝、夕しか店の前を通らないので、日中は知らないのですが中古車を売買する人は来ているんですかねえ。買ったらあのペンキは店で落とすのかなあ。

三重県の百貨店事情

松菱
三重県産業支援センターへ行く時によく松菱の前を通っています。私が小さい頃からある百貨店です。三重県内には百貨店が3つしかなく近鉄百貨店が四日市駅前と名張(桔梗が丘駅前)に、津に松菱があるだけです。
近鉄百貨店・桔梗が丘は2012年に全てテナント貸しという業態になりましたので百貨店でなく、実質的に百貨店と呼べるものは2つだけ。昔は松阪駅前と伊勢市駅前に三交百貨店がありましたが明和ジャスコなど、ショッピングモールの登場などで百貨店は衰退し、なくなりました。三重県北部(北勢)では名古屋駅まですぐなので、駅前にある高島屋、名鉄百貨店、近鉄百貨店の3店舗にもお客さんをとられています。松阪の三交百貨店は、松阪駅の陸橋からそのまま店内に入れ便利でしたが2006年に閉店。
津の松菱は津の南北にサンバレー、サティという2つのショッピングモールができサンドウィッチのような形になった影響が大きかったようです。松菱は1店舗だけの運営で、もともとは大門にあった大門百貨店が前身。昭和38年に現在の岩田橋の横に移転、店舗を拡げてきましたが業績悪化から2003年に産業再生機構による支援を受け、再建されました。北海道物産展などが催しものがあるとかなり集客しているようですが、ふだんはそうでもなさそうです、と言うほど中には入らないのですが。四日市の近鉄百貨店は地下1階が全フロア、MARUZENなので四日市商工会議所へ行く時などによく寄っています。
津新町駅は昔、駅ビルになっていて近鉄東海ストアが入っていました。駅前に津東映があった時代で、よく「スガキヤ」のラーメンを食べに学校帰りなどに寄っていました。

ジョブズの愛車にはナンバープレートがない

ジョブズの愛車にはナンバープレートがない
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズの愛車メルセデス・ベンツにはナンバープレートがありませんでした。ナンバープレートの代わりにバーコードが表示されていて、このバーコードに車両登録番号が登録されています。スティーブ・ジョブズなのでカリフォルニア州と交渉し、このバーコードをナンバープレート代わりに認めてもらっているともっぱらの噂でしたが真相は意外なところにありました。
All About「企業のIT活用」ではITにまつわるトリビアの泉を時たま掲載していますが、今回は17回目。ジョブズとアップルに関するトリビアの泉です。
1.スティーブ・ジョブズの愛車にはナンバープレートがない
2.ジョブズの娘の名前がつけられたパソコンがあった
3.アップルは非合法ビジネスからスタート
の3本です。
→ ジョブズの愛車にはナンバープレートがない

なにも残っていない御殿山城

御殿山城
新幹線で品川に近づくと左に見えるのが御殿山。高台になっていて高級マンションが建っていますが、江戸時代に将軍家の鷹場御殿があったことから御殿山という名前がつきました。江戸時代以前には太田道灌の居城がありました。これが御殿山城。
北条氏綱軍と扇谷上杉朝興軍の合戦が行われた高輪原の戦いは、御殿山近くの高輪で行われました。戦いは北条氏綱軍が勝って、江戸城を奪います。
朝、早めに出て品川駅で降り、大崎駅まで御殿山経由で歩いてみましたが、城跡はなにもありませんでした(笑)。でも眺めはいいですねえ。当時は線路のすぐ向こうが海でしたので街道を見張るには絶好の場所でだったのでしょう。

販売士 講師研修2日目

販売士講師研修
昨日に引き続き、大崎で朝から夕方まで販売士講師の研修。
今日は販売士3級、2級を教えるポイントなどを中心とした研修。ある講師は試験以前に販売士とはどうあるべきか、小売りの現場で応用できるように教えないといけないという心構え派。
またある講師は「皆さんプロなんで、受からせてなんぼの世界や」(東京の講師なんで大阪弁ではありません)ということで実績重視派。両方の立場からの話が聞けて、なかなか面白かったですが、両方とも必要ということなんですね。
販売士検定ですが、平成27年度から、名称が変わるそうで「リテールマーケティング(販売士)検定試験」になるそうです。また1級の面接試験は来年2月の試験から廃止。私が受験した時も、面接と言いながら、「そうですか中小企業診断士を取得されてコンサルをされているんですか・と、ほとんど世間話をしていた面接だったので、まあ廃止が妥当でしょう。(笑)

販売士講師の研修で東京へ

居木神社
販売士の講師登録研修会に参加するために東京の大崎にきています。写真は大阪駅近くにあった居木神社。なかなか古い神社で江戸時代初期に現在の場所に移ってきたそうです。
1級販売士は昨年に取得したのですが、講師研修の案内が来た時は東京でしか研修をやっていなかったので昨年は見送り。講師は販売士試験の2級や3級などの研修を担当することになります。今年も案内が来て、大阪でやりそうもないので東京の研修に参加。
参加者は55名ほどで北海道から鹿児島までいました。大阪からの参加は3名。2日間コースで初日の今日は昼からでしたが、なかなか面白い内容でした。登録講師になっても自分できっちりマーケティングしないと仕事はまわってきませんよという話は士業の共通ですね。
研修が終わってからは懇親会。流通やメーカーに勤めている人やらコンサルやら実に多彩なメンバーがいましたが、一人大学の4回生もいて1級販売士を取得し、就職はコンビニに決まったそうです。次は中小企業診断士を狙うそうで、すごいですなあ。私が学生の時なんか、そんな資格があることすら知らなかったのに。