F1

tiken201205.jpgF1というのは自動車レースではなく野菜などの種の話。現在のほとんどの野菜はタキイやサカネなどが売っているF1種が使われて栽培されています。

知的生産の技術研究会から出ている会報誌「知研フォーラム317号」にJIフォーラムの講演録が載ていて野菜作りの話が出ていたのですが、F1
種ってすごい作り方をしているんですね。遺伝子のいたづらで雄しべがない野菜ができます。こういう異常種からF1種が作られます。早い話がオスの機能があ
りません。受粉にはミツバチが使われています。

そういえば以前に知研関西で産婦人科医(日本笑い学会理事)の昇先生に成人男性の精子がどんどん減っていて不妊が増えているという話を聞きました
が、F1種の野菜が食べることが原因かもしれないが誰も調べていないと講演録に載っていました。一夜にしてミツバチが原因不明に大量に失踪する現象があり
ますが、これもF1種の影響かもしれないと言われています。

昔からの固定種で野菜を作ればよいのですが、曲がったキュウリやら規格に合わない野菜が山のように出来てしまいます。生協などで野菜の宅配してい
ますが、同じものを頼んだのに我が家には小さい野菜がたくさん届き、お隣にはちょうどよいぐらいのが届くとクレームになるそうで、結局、規格に入らないも
のは捨てざるをえないそうです。これは消費者にも大いに問題がありますね。また物流の効率化を追求するため青首大根も長さが揃い、曲がっているものはあり
ません。

F1種ではなく固定種で作り、規格品以外で現場で捨てられている野菜を、きちんと理由を説明して宅配するビジネスはけっこう有望かもしれません。
ただF1種のように一定の時期に取れず、バラバラで育ちますので収穫時期はマチマチ。農家の手間がかかりますが本来の野菜はそんな多様な野菜だったんです
ね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です