ようやく山城シーズンが到来しました。
ガチャコン(近江鉄道)に乗って武佐駅へ。駅から中山道の西宿を抜け工業団地の脇を通ると瓶割山の麓につきます。ここから山道に分け入って頂上まで登ると長光寺城があります。日吉神社裏から登るのが定番のようですが、工業団地のすぐ近くに案内版があったので、こちらから登りました。
広い主郭以外に4つほどの郭があり、主郭からは近江八幡城と琵琶湖を見ることができます。安土城もすぐ近くにあります。主郭の横には石垣の一部が残っていました。おそらく勝家の時代のものでしょう。
長光寺城はもともとは鎌倉時代中期に佐々木政尭によって築かれたと言われていますが、織田信長の上洛にあわせ、1570年に長光寺城を攻め落とし柴田勝家を配置しました。八風街道と中山道をおさえる城でしたので京都への路を確保する狙いがありました。
■瓶割城
信長に敵対する佐々木氏(六角氏)が攻めてきた時、柴田勝家は籠城して耐えましたが、味方を鼓舞するため兵に水を飲ませた後に水瓶を割り背水の陣で討って出ました。これが「瓶割り柴田」の異名となりますが、どうも伝説のようですね。長光寺城は別名、瓶割城と呼ばれています。