楠葉駅からずっと東側へ行った高台に西山廃寺(足立寺)跡があります。現在、足立寺史跡公園になっていて敷地内には和気神社もあり、和気清麻呂を祀っています。道鏡に両足を切られた和気清麻呂が宇佐宮で祈ると足が元通り生えて歩けるようになり(ほんまかいな~あ!)、御礼に男山に寺院を建て、それが足立寺(そくりゅうじ)で、古来、足の怪我に霊験あらたかなんだそうです。
発掘調査の結果、三重塔跡などが見つかり、和気清麻呂の時代よりも100年も前の白鳳時代に地元の豪族によって建てられたお寺のようで、敷地内には奈良時代の窯跡も残っていて復元されていました。寺跡はかなりの高台で楠葉、橋本の街を見渡せることができます。力のある豪族だったんでしょうね。