WWW誕生から30周年

WWW30周年
WWW30周年

30年前の1989年3月12日にジュネーブにある欧州原子核研究機構(CERN)にいたティム・バーナーズ・リー氏がWebの基本構想をまとめた「Information Management:A Proposal」を提出しました。ということでGoogleロゴがWWW30周年になっています。

文書や画像のリンクをクリックすると次々と情報をたどれる仕組みがワールド・ワイド・ウェブですが1960年代に既に考えている人物がいて、それがテッド・ネルソン。ザナドゥ計画と名づけました。 ザナドゥの起源はモンゴル帝国のクビライ・ハンが、モンゴル高原南部につくった夏の都からきています。英国の詩人コールリッジが幻想詩「クーブラカーン」で都「ザナドゥ」を登場させて以来、ザナドゥはシャングリラと同じように幻想的な楽園の代名詞として広く使われるようになりました。

ですがザナドゥと聞くと思い出すのは1980年に公開された映画「ザナドゥ(Xanadu)」。建築会社の経営で成功を収めた老人(ジーン・ケリー)が「音楽の殿堂」実現を夢みています。画家志望の若者ソニー(マイケル・ベック)と女神キラ(オリヴィア・ニュートン・ジョン)が老人に力を貸すことになり、この二人が惹かれあっていきます。音楽の殿堂作りのなか、キラが暗誦する英国の詩人コールリッジの幻想詩「クーブラカーン」のなかに出てくるザナドゥから音楽の殿堂は「ザナドゥ」と名づけられます。

 いよいよオープンの日、オリヴィア・ニュートン・ジョンが歌うのがザナドゥ。ただキラは女神(ゼウスの娘)ですので神の世界に帰らなくてはいけません。光の中に姿を消すキラを見送るソニー。そんな失意のソニーにウェイトレスが近寄ってくると、それは笑みを浮かべたキラで、映画は終了。ザナドゥの音楽はエレクトリック・ライト・オーケストラが担当しました。アルバムは大ヒットしましたが映画は酷評され、商業的には失敗します。

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