織田信長・家臣で中途採用から駆け上がった武将といえば秀吉や光秀が有名ですが、もう一人います。それが滝川一益です。伊勢攻めや武田攻めなどで功績をあげ、織田信長の信任も厚く、最終的に関東をまかされて関東管領のような地位につきます。ところが本能寺の変が起き、まだ戦後処理の真っ最中だった関東では騒乱となり、争いに負けて領地だった伊勢へ戻ります。最終的には秀吉に仕えることになりますが、運が悪かったですね。
滝川一益は甲賀出身といわれていて、滝川氏一族の居城だったのが滝川城です。櫟野川沿いの小山に築かれている城で尾根の先端部に築かれています。案内版があり、瀧川一益は、甲賀大原荘に生まれて16歳まで在住したと書かれていますが、本当かどうか分かりません。案内版から登ると土塁があり、南側には大きな堀切があります。