飯の種の見つけかた、仕事人脈のつくりかた

tiken20120619.jpg昨日は大阪産業創造館で知研関西セミナー

福島 哲史氏に「飯の種の見つけかた、仕事人脈のつくりかた」というタイトルでお話いただきました。

ビジネス書など100冊以上を出されていますが、出版企画書を作るのはゼロから1を作る作業でパワーがいります。採用される率は1割程度なので100冊出したということは1000の企画を出したということです。

いろいろと面白い話があったのですが、若い方向けに自分をいかに成長させるかという話がありました。

■自分を成長させるには殻を破ることが必要。

昔は上司からムリ、ムダ、理不尽な指示があり、なにくそとこなすことで成長できましたが、今はそんな時代ではありません。

また好きだというだけで動くと壁にぶつかります。意識的に自分がきらいなことに取り組んだり、きらいな人と会うことで自分の殻を破ることが重要。好ききらいと優れているということとは違います。セミナーに参加しようかどうしようかと迷ったら行くことが大切。

個人的に面白かったのが実際にどう仕事を取るかの話で、講演料などは経費削減で減らされていますので、最初から予算化されている広告宣伝費などの勘定科目となるように提案することが肝心という話です。なるほど!

セミナーの様子です。

http://tiken-kansai.org/TS12/S12-06.html

福島へ

houraiya201206.jpgもともとのスタートはNifty-ServeにあったFlic(資格)フォーラムの中小企業診断士勉強会。札幌、東京、名古屋、大阪にオフライン勉強会が
組織され年に1回全国オフが開催されていました。紆余曲折ありましたが、今だに全国オフが続いています。今回は自分たちなりにできる復興支援がテーマで場
所は福島。

郡山駅に集合し、まずは工業団地にある宝来屋さんを訪問。1908年創業の老舗で、柳沼社長に工場見学や概要を伺いしました。ここは日本で初めて
カップ味噌汁を作った会社で味噌や麹が主力製品です。郡山は全国的にも珍しく、麹屋さんが20軒もあります。話は奈良時代にまで話がさかのぼります。

猿沢の池 采女

都から葛城王とが、地方の政情視察のため、郡山を訪れます。この時に接待のため采女を差し出したのですが、葛城王が気に入って奈良へ連れ帰りまし
た。郡山の恋人と別れてきた采女は望郷の思いが強く、猿沢の池に衣を深べて、身を投げたとみせかけ故郷に戻ります。ところが恋人は別れをはかなんで死んで
おり、采女も後追いしたという伝説が残っています。

当時の奈良の文化がいろいろと入ってきたようで、それで麹の技術が郡山に根付いたそうです。味噌が主力商品でしたが原発事故以来、東京マーケット
で全然売れません。放射能の問題がないことはバイヤーも分かっていますが店頭で説明する手間がかかるため扱ってもらえません。そこでいろいろ仕掛けていて
大手が出て来られない甘酒市場(ペットボトルで飲める甘酒)や塩麹市場で売上を伸ばしています。郡山商工会議所の皆さんにはお世話になりました。

▼宝来屋
http://www.e-horaiya.com/

夜はフラガールの舞台となったいわき市のハワイアンズへ移動。郡山商工会議所によると「いわき」は復興需要で潤っているが、郡山は観光地でないた
めまだまだだそうです。実際、ハワイアンズのホテルは満室でしたが、湯本駅近くの湯本温泉郷は休業も多く、町も閑散としていました。震災の影響もあります
が、車社会対応の問題もあります。

ボン・ビーバン4・5月号に執筆しています

ボン・ビーバン
全国信用組合中央協会という信用組合の中央組織が出しているのが情報誌「Bon Viant(ボンビーバン)」。隔月で出ています。4・5月号から「インターネット活用のヒント」として連載しておりますが6・7月号が出ました。
今回のテーマは「ホームページで自店をアピール」。お店やサービスを探す時、以前はタウンページが定番でした。我が家にもタウンページがありますが封も開けずにほったらかし。ふだん探す時に利用するのが検索画面。ということでホームページの重要性について書いています。
信用組合の店頭などに並んでいますので、機会がありましたらご覧下さい。

てんこ盛りの机の上

3週間ぶりに三重県産業支援センターへ。

6月は大学の講座などがいろいろ入っていて、なかなか支援センターへ行けていません。予想どおり、机の上には回覧文章などがてんこ盛りになっていました。1時間以上かけて書類整理して、ようやく書類の下からパソコンが出てきました(笑)。

と思ったら電話。
「今日は支援センターにいてますかあ。今から行きますので」と結局、支援センターまでおこしいただいての相談が2件。昼からは四日市商工会議所で窓口相談の予約が入っていたので四日市へ移動して相談。ウーン、書類整理できなかったなあ。

橘でWOC認定看護師コース

京都橘大学でWOC看護認定看護師コースを担当中。

情報管理の講座は全部で15講座あり、今日で12講座が終了。今週の水曜で私の担当分はすべて終わります。受講生(看護師さん)の皆さんも授業開
始から1週間たってだいぶ慣れてきた模様。全体の講座は12月まで7ケ月間続きます。すべての講座が終了すると排泄ケア分野を受験する資格が得られ、その
後に試験を受け合格しないといけないので大変です。

受講生は現役の看護師さんですので、女性がほとんどですが、男性も一人混じっていて、まさしく女の園ですねえ。(笑)毎年、男性の看護師さんが
1~2名受講されています。皆さん、社会人ですので取り組みは真剣。学生のように遅刻するような受講生はおりません。お子さんを郷里に残して下宿されてい
る人もいて、受講生も大変です。

食品サンプルの発祥は大阪

sample201206.jpg船場総研のメンバーと平野へ出かけました。船場総研とはパソコン通信Nifty-Serveにあった中小企業診断士のオフライン勉強会「船場勉強会」のOB、つまり中小企業診断士で組織している研究会です。年に何回か研究会を開催しています。

JR平野駅に集合して歩き出したのですが、先導メンバーが迷子になってしまい、結局、駅から10分で着くところに30分かかったたどりつきまし
た。おかげで平野の中小企業の様子がよく分かりました。たどりついたのは森野サンプルという食品サンプルを作っている会社。体験コースがあり、ケーキやパ
フェが作れます。

私はケーキを選択。土台に実際のケーキを作るようにクリームを塗って、その上にイチゴなどをトッピングしていきます。最後にイチゴなどにニスを塗って完成。これでラシク見えるのがすごいですねえ。

体験コースは一人3000円で自分が作った作品を持ち帰れます。本日参加していたのは30名で、9万円の売上。またワケありの食品サンプルなども
安く売っており、こちらの売上もあり、なかなかうまいビジネスモデルになっています。メルマガ会員向けの特別講座の案内もあり、なかなかうまい経営をして
います。

食品サンプルを誰が始めたかは分かりませんが、広めたのは「いわさき」という大阪の会社で森野サンプルの先代も「いわさき」で丁稚奉公しながら学
んだそうです。食品サンプルって大阪の地場産業だったんですね。海外でも台湾や中国で出来始めていますが、日本のような繊細なモノはできないそうです。

私は病気じゃない!(WOC認定看護士)

今年も京都橘大学でWOC看護認定看護師コースを担当しています。

受講生は現役の看護士さんで、入学には5年以上の実務経験が必要。7ケ月間の講座で終了すると日本看護協会が行う認定看護師認定審査を受験する資格ができます。

今年も全国の病院から看護士さんが受講。関西にお住まいの看護士さんは大阪などから通学していますが、東北や四国など遠方の方は家族と離れて下宿しながら久しぶりの学生生活。

講座はみっちり詰まっていて、皮膚・排泄ケアに関する専門教育が目白押しです。ただ共通科目がいくつかあり、私の担当は情報管理。概説の話をしても面白くないので、病院に戻っても役立つ実践的な内容を心がけてやっています。

その一つにメールマナーに関する講座もあり、ひと通り講座が終わった後、夜中に受講生にメール。今年の内容は「主治医にストマ(人工肛門)をつけた方がよいと言われたのですが、どうしたらよいでしょうか」という患者を装った問い合わせメールです。

レポートの意図で送っていて、翌日の講座で「メールを送ったので、病院スタッフとして回答ください」と伝えたのですが、受講生は深夜や早朝にメールを見て、私が本当に相談していると思い込んで丁寧な返事。(笑)さすがに看護士さんです!

去年は「高血圧で困っています」という内容でメールを送ったら、ほとんどの受講生が私の体型を見て、課題ではなく本当の相談だと思ってしまったので、今年はストマ(人工肛門)にしたのですが、あきませんでした(笑)

松平筑前公園

kouen201206.jpg京都橘大学には山科駅、京都駅からスクールバスが出ているのですが、他に丹波橋駅からも出ています。バスの本数も少ないのでなかなか時間があわないのですが大学からの帰り、初めて丹波橋駅行きに乗りました。途中、JR六地蔵と京都橘高校を経由します。

丹波橋駅に着いたので、付近を散策。京阪、近鉄、JRが並行して走っていて丹波橋駅、桃山御陵駅、中書島駅、桃山駅などはすぐ近くにあります。
ちょっと歩いたら坂本龍馬が定宿にしていた寺田屋。伏見の酒蔵などがあり、町を歩くと鳥羽伏見の戦いでついた銃弾の跡が壁に残っていたりします。

もともとは秀吉が作った伏見城の城下町で、小さな公園があるんですがユニークな名前がついています。大手筋通りにあるのが松平筑前公園。前田利家の四男利常が住んでいた松平筑前上屋敷跡です。他にも羽柴長吉中公園や金森出雲児童公園などがあります。

町を歩いていると景勝町という看板を見つけました上杉景勝の屋敷があったところです。筒井伊賀東町、長岡越中東町、福島大夫西町、毛利長門東など町の名前を見るだけで楽しめる町ですね。

天王山(山崎城)

yamazaki201206.jpg毎年、この時期に行なっている京都橘大学の集中講座がスタート。講義は午前中だけですので午後は山崎で下車。

秀吉と光秀がぶつかった山崎の合戦の舞台で、天下分け目の天王山と言われます。行楽シーズンになると高速道路の天王山トンネルの渋滞でも有名なところです。この天王山ですが、山の中腹にある山崎天王社に由来するんですね。

山崎駅から急坂を登るとハイキングコースになっています。月曜の午後にハイキングしている人なんていないだろうと思ったら、けっこうハイカーとすれ違いますね。クールビズとは言いながら皮靴で登っているので、周囲からは浮いています。

天王山の頂上に登ると、小学生の一団がワイワイやっています。この頂上付近は山崎城の跡地で光秀を破った秀吉が山崎城を作り、大坂城に移るまで利用していました。現在も曲輪の後などが残っています。

頂上付近をウロチョロしていたら、小学生に「おじさん、何してんの?山登り?」と尋ねられました。

「チャウチャウ、このあたりは昔の城跡なんだ」

「エー、ほんま」

そら小学生から見たら、ただの空き地にしか見えないでしょうなあ。

国道308号線 暗峠

hiraoka20120602.jpg健康のために時間があると家の近くを散歩していますが、今日は久しぶりに生駒山へ

生駒山へ登るにはいくつかハイキングコースがあるんですが、枚岡神社の上から神津岳コースを選択。中高年のグループが多いのですが、ファッショナブルな山ガールの一団もおります。こちとら散歩なので普段着にタオルという格好で登っています。

神津岳には枚岡神社の元の場所があり、奥宮が建っています。神津岳の頂が平らな丘であったことから「平岡(枚岡)」の社名となりました。ただ、こ
んなう山の上までお参りに行くのは、かなりハードです。この奥宮が出来たのは神武天皇が盾津から奈良へ攻め込んだ時なので、神代の時代ですね。現在の社殿
に移ったのは白雉元年(650)です。

なるかわ園地の休憩所へ行くと、生駒山上へ向かう道は落石などで通行止めになっていて、少し迂回しないといけないとあり、方針を変更。そのまま国道308号に出て、暗峠を目指します。古代からある奈良と大阪を結ぶ街道があり、奈良と大阪の境目が暗峠です。

暗峠へ行く道は国道308号になっていますが、幅も狭く、急勾配になっています。一番通るのはハイカーですね。無理をしたら車でも登れますので、もの好きな車がたまに通りますが、皆、道を間違えています。

写真の左側の細い道が国道308号で住宅地を通って暗峠へ向かう道なんですが、皆、間違えて右側の生駒縦走路(ハイキングコース)に入って行けず
に戻ってきます。ここから暗峠まで車がすれ違う余裕があるところはありませんので、対向車がこないことを祈るしかないですね。ワイルドーだぜえ!