西梅田~四ツ橋

osaka20110127.jpg午前中、西梅田での用事が終わり、時間があったので健康のため難波まで歩くことに。

西梅田を出て桜橋から堂島へ。30年ほど前、新人で入ったSRA(ソフトウェアハウス)が堂島グランドビルにあったので、この界隈はよく歩いていました。堂島はけっこう変わっていましたが堂島グランドビルは健在。1階にあった第一勧銀はみずほ銀行になっていました。時々昼飯を食べに行った地下のちゃんこ料理屋さんもそのままありました。

道の反対側にサントリー本社があり、その奥の古河ビルに分室があったのですが、古河ビルも健在。橋を渡ると朝日新聞ビル。隣が住友中之島ビル。昔、大阪府立文化情報センターが中に入っていて安かったので知的生産の技術研究会・関西のセミナーでよく使っていました。まだまだビルは残っているんですね。1階がキャノンで当時はめちゃくちゃ高かったマックプラスなどをよく見に行っていました。

中之島から本町方面に歩くとIBMが見えてきます。ここへもテストなどでよく来ていたし、マシン室に泊りこんだこともあります。本町からさらに行くと四ツ橋。今は埋めたてられましたが、長堀川と西横堀川が東西南北に流れていて「ロ」の字型に四つの橋がかかっていました。今は交差点になってしまいましたが、小さな橋の模型が置かれています。

商売繁盛で笹持ってこい

nukata201101.jpg家から歩いてすぐのところにある額田戎神社へ行ってきました。神社に近づくと大音量で「商売繁盛で笹もってこい。商売繁盛で笹もってこい。ほえ籠ほいっ!]とお囃子が流れています。この3日間はずっと鳴り響いています。

去年の縁起物を神社の入口で渡して、まずは参拝。次に裏へまわって木をたたいて、さらにお願い。戎さんは耳が悪い神さんなので、念には念をいれてお願いするためです。今宮戎は裏はドラになっていてドラをバンバンたたきます。

今年の縁起物を買って帰ってきました。いつもは閑散としている神社ですが、この3日間は人で賑わっています。十日戎は関西を中心とした行事で、一説によれば10日、20日、30日に市が行われ、新年最初の市である1月10日が十日戎として発展したそうです。

鴻池新田会所へ

 
kounoike201012.jpg仕事で鴻池新田駅へ。昼休みに久しぶりに鴻池新田会所をのぞいてきました。鴻池新田駅からすぐです。

以前は春と秋の公開で無料でしたが、すっかり整備され入場料が300円になっていました。立派なパンフレットもあり、説明板も充実しています。

鴻池新田会所とは大和川の付け替えによってできた鴻池新田を監督した役所です。この付け替えによって砂がたまり、堺の港が駄目になってしまい戦国時代から続いた堺の栄光がついえてしまいました。

鴻池家が新田開発をしましたので、その拠点でもありました。蔵などが並びますが母屋の台所がすごい広さですね。大勢が働いていたのでしょう。会所の周りの堀も残っています。本屋や米蔵などは重要文化財になっています。

鴻池家の先祖は戦国時代の武将・山中鹿之助で、明治になってからは堂島両替所となり、三和銀行から現在の三菱東京UFJ銀行になっています。

東西狂言会

昨日の夕方、あきないえーど(大阪産業創造館)で経営相談を担当していたのですが、話がはずんで1時間の予定が大幅に時間オーバー。あわてて電車に飛び乗って河内永和駅へ。18時からの東西狂言会にギリギリで会場入り。

kyougen201011.jpg東西の狂言師が集まっての贅沢な会。主催は大阪樟蔭女子大学で22回目です。見たのは初めてですが人間国宝が2人も出るというめちゃくちゃ豪華な顔ぶれですが、しかも無料での開催(整理券が必要)。

大阪樟蔭女子大学・客員教授が木村要氏(狂言師)で、まず解説なんですが、これが言いたい放題。「本当は20分解説する予定だったが人間国宝の野村萬氏が東京へ帰らないといけないので5分にせよと言われた。」などと舞台裏を暴露。(笑)西の狂言前にきっちり15分間解説していました。

【東】
呂蓮(ろれん) 野村萬、野村万蔵、小笠原匡
宿のない法師を泊めていろいろと話を聞いているうちに亭主が感激して弟子入りし頭を丸めてしまいます。怒ったのが奥さんでドタバタになります。

【西】
栗焼(くりやき) 茂山千作、茂山千三郎
人間国宝・茂山千作氏はさすがに足は動きませんが、声はよく通ります。終始、座っての狂言で座(the)狂言と銘打っていました。焼き栗を作れと主人に言われた太郎冠者が、誘惑にまけず全部食べてしまいます。主人への言い訳が見どころ。それにしてもお元気ですねえ!

鈍太郎(どんたろう) 茂山千之丞、茂山正邦、茂山童司
久々に京都へ戻ってきた鈍太郎と本妻、愛人とのドタバタでめちゃくちゃ面白かったですね。

なかなか贅沢な狂言でした。

満員の箕面

minoo2010111.jpg紅葉を見に行こうと奥さんと阪急電車で箕面駅へ。宝塚線に乗ったのは久しぶりでした。

駅を降りると商店街はすごい人。この人の列は結局、箕面の滝までずっと続いていました。駅から滝までは2.5kmほどなので30分ほどあれば着きますが、犬の散歩しながら歩いている人や乳母車、子供づれなど様々で列はゆっくり動いていきます。結局滝まで1時間ほどかかりました。

 

minoo2010112.jpg滝のあたりもすごい人でラッシュのよう。でも一番混雑していたのはトイレですねえ。目的の紅葉は緑、赤、黄のコントラストがきれいでした。

大阪駅 南北通路がオープン

osaka2010111.jpg京都橘大学へ

今日のマルチメディア講座はストリーミングサーバーへのアップ。学生にとってはストリーミングサーバーの設定などが難しかったようで、教室中を走り回ってサポートしておりました。

講義が終わってからスクールバスで山科駅へ出て、JRで大阪駅へ。11/1から南北通路がオープンしています。大阪駅の通常の乗り換え通路はホームの下ですが、新たにホームの上に南北通路ができています。工事が終われば南北
osaka2010112.jpgのビルまで連結されますが、とりあえずはホーム間の移動だけです。

環状線に乗るのに使ってみました。大阪駅のホームを俯瞰できるのがいいですね。へっぷファイブの観覧車が目の前に見えます。けっこう工事が進んでいて駅全体を覆う屋根もできていました。

梅田から天王寺まである2期空港島

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昨日は中小企業診断士の集まりである船場総研の泉州ツアー。まずは南海電車の尾崎駅で降りて阪南市商工会へ。

商工会内に中小企業応援センターがありますが、ここの経営サポーターや応援コーディネーターが船場総研のメンバーなもので、所長にわざわざ阪南市商工会の案内や、取り組んでいる阪南ブランド十四匠(昔、14の村から阪南市が構成されていたので14匠)の話などをうかがいました。その後、阪南ブランド十四匠の一つでもある浪花酒造の蔵を見学し、隣の登録文化財になっている邸宅で昼食。

南海電車で関西空港へ移動。申込をしておくと2本目の滑走路がある空港島の工事現場を見学できます。
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さっそくバスに乗り込んで、現在の空港島から橋を渡って2期空港島へ。ここは鍵がかかっていてふだんは入れません。2期空港島はだだっ広い敷地で滑走路しかありません。滑走路だけは既に混雑時に使われていますが1期のターミナルまで延々と行かないといけないので、現在はほとんど使われていないそうです。

1期空港島と2期空港島の間は海になっていて、グラスボートに乗り込み見学。タイやイワシなどがウヨウヨ泳いでいます。釣りをしたら入れ食いでしょうが、禁止されています。

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2期空港島はこれからターミナルなどの工事が行われます。滑走路の長さは4000メートルで。梅田から天王寺までの長さとほぼ同じ。広いですねえ。最後は空港内の居酒屋で宴会。関西空港を楽しんで帰ってきました。

枚岡神社 秋郷祭

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早朝から津へ行き、夜は大阪へ戻ってきました。

帰りに近鉄奈良線に乗っていたら、先行列車が遅れているので、遅延しますとアナウンス。あら、遅れるんだと生駒駅で乗り換えて新石切駅から家へ戻ってきました。家に着くと太鼓の音がドンドン。

近くにある河内一ノ宮である枚岡神社のお祭りです。14日、15日と日が固定なので今年は木、金がお祭りです。地域の企業などはもちろん休み。学校も太鼓台を担ぐ子供には配慮します。というよりも子供の方が先生に「明日は太鼓台かつがなあかんので休むは」と言っています。
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21時を回っていましたがお祭りに出かけてきました。枚岡駅周辺はえらい人で、各地域の小さい太鼓台がちょうど帰る時間帯。踏切で電車の空き時間にあわせて一気に通ります。踏切には近鉄職員がはりつきダイヤ表を片手に指示を出しています。全列車が枚岡駅周辺で徐行しますので、そら電車が遅れるはずです。
境内では各地域の大太鼓台が行き来し、いつ見ても勇壮ですね。昨日も深夜1時頃まで太鼓の音がしていました。

オンリーワントーク10周年 小石雄一さん講演

koisi201010.jpg2000年8月に発足した関西異業種交流会オンリーワントークが10周年を迎えました。おめでとうございます。主催者は知研関西にもよく来られる岡本さん。

10周年記念講演は週末の達人で有名な小石雄一さんの。久しく小石さんにお会いしていないので新大阪へ出かけてきました。会場には柚季さんや中森さんもおられました。

テーマは「時間を生み出し、活用する方法 ~ 発想を変え、常識を見直せ~」。歳をとったら何でも手を出す百貨店型ライフスタイルをやめて、自分自身で事業仕分けし、やらなくてもよいことをやめるなどして時間活用していかないといけないという話。なかなか参考になります。

男性と女性のビジネスコミュニケーションで、男性が女性に言うと効果的な魔法の言葉などを教えていただきました。

終わってから新大阪の居酒屋で2次会。よく飲んだ~あ。

ひらおか薪能「頼政」

takigi201009.jpg近くにある河内一宮・枚岡神社へ

観阿弥は伊賀上野出身ですが、観阿弥の母親が東大阪の出身でどうも楠木正成の姉妹だったようですね。そんな縁もあり、枚岡神社で毎年、薪能が開催されています。

日暮れになり薪に火がいれられます、境内にはロウソクがともされ、なかなか幻想的。

まず解説があったのですが、薪能というのは興福寺で行われいる能が薪能で、各地の神社でやっているのはタキギではなくマキを燃やしている亜流という話で会場を沸かしていました。

まずは狂言で柿山伏。これは分かりやすい。続いて能「頼政」。源氏の棟梁だった源三位源頼政がシテ(つまり幽霊)で出てくる話です。主題は宇治・平等院にある扇の芝。後半がなかなか躍動的でおもしろかたですね。

先日、平等院に行きましたが入口近くに扇の芝という三角形の小さな庭がありました。ふつうの観光コースからはずれているので観光客が一人もいません。ここが以仁王の令旨を奉じ、平家打倒を掲げた源頼政が宇治の決戦で敗れ自刃したところです。あの扇の芝が主題の能があるんですねえ。