摂津の織田有楽斎

摂津市
大阪府よろず支援拠点の出張相談で摂津商工会へ。写真は阪急摂津市駅から商工会へ続く遊歩道で小川が流れています。
摂津商工会は摂津市にありますが、摂津といえば昔の国名で摂津国です。現在の大阪府と神戸などを含む兵庫県の東側が摂津国でした。よくこんな国名を市の名前につけましたねえ。他の市からクレームはでなかったんですかねえ。まあ三重と言えば伊勢の国ですが、伊勢市とつけたりする事例もあることはあります。
昔から要衝の地で、摂津市商工会から少し行った味舌(ました)をおさめていたのが織田有楽斎です。大河ドラマ「真田丸」では井上順が演じています。豊臣秀吉の時代、現在の摂津市の味舌で2千石を知行していました。関ヶ原の合戦では東軍で戦い、大和国山辺郡に恩賞として2万7千石を加増され、味舌とあわせて3万石を領し大名となります。真田丸に出ている今はこの3万石時代です。
織田有楽斎はお茶を千利休に学び、利休十哲の一人です。津にある真宗高田派・専修寺の庭に茶席「安楽庵」があり、伏見城から移築されたと言われていますが、茶席の名前は、千利休の長男・ 道安と有楽斎から命名されています。織田有楽斎が江戸に構えた屋敷跡が明治時代になって有楽町となって現在に続いています。

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