松花堂弁当 発祥の地

hatiman2010111.jpg京都橘大学へ。

山科駅で降りて朝のスクールバスを待っていると、いつもに比べて列の流れがすいていました。バスもけっこう空席がある状況で出発。土日の大学祭の疲れで自主休講かなと思ったら、台風の影響で大学祭は中止だったそうです。

講義の出席率はいつもと同じでしたので今日から運行が始まった京都駅八条口ー京都橘大学を結ぶ新しいスクールバスの路線の影響かなあ。

hatiman2010112.jpg午前の講義が終わったので地下鉄、京阪で八幡市駅へ。駅から鳥居をくくって石段をずっと登っていると雨が。今日は曇りのち晴れじゃなかったんかとつっこんでも仕方がないので木々のトンネルの中をひたすら歩いておりました。頂上に石清水八幡宮があります。

雨が降っている月曜の午後なんて参拝者はいないだろうと思っていたら、けっこういますね。と言っても皆さん、自動車で上まで上がってきた参拝者ばかり。えっちらおっちら坂を登ってという人は少なかったです。でもさすがは源氏の氏神さんですね。

hatiman2010113.jpg境内には「応神天皇1700年式年大祭」の旗がかかっていました。応神天皇が崩御して1700年なんだそうです。さすがに平城遷都のような盛り上がりにはなっていませんね。石清水八幡宮の主祭神は応神天皇です。

行きと違う道で降りていくと楠木正成手植えの大楠がありました。すごい大木になっていました。

そのまま降りていくと松花堂跡がありました。松花堂とは江戸時代初期の僧侶、松花堂昭乗が住んでいた草庵です。松花堂が使っていた器が発展し、松花堂弁当になりました。

伊賀・佐那具へ

sanagu20102.jpg津から紀勢本線に乗り亀山駅で関西線に乗り換え。

亀山から伊賀へ向かう路線はなかなか見どころがあります。草津へ分岐する柘植駅の手前にはスイッチバック跡が残っていますが、さすがに今は使っていません。

大学時代は京都行きの急行があったのでよく乗っていましたが、スイッチバックに入ると運転手が運転席から一番後ろの運転席へ移って車両をバックさせ、また戻って進むなど面白かったですね。

sanagu201013.jpg佐那具駅で下車。昔は大和海道が走っており本陣もおかれていました。大海人皇子が壬申の乱で関東へ向かう時に使った道でもあります。さて佐那具に事業再生の相談にのっている企業があるのですが経緯を確認して、いくつかアドバイスをしてから大阪へ戻ってきました。

伊賀は周りが山で囲まれた盆地で、冬は寒いのですが今ぐらいの季節から紅葉シーズンが一番いいですねえ。佐那具駅近くを流れている川がずっと大阪まで流れて大和川になります。

正倉院展

nara2010101.jpg大学の講義を午前中に終えて、近鉄で奈良へ。

奈良駅で正倉院展の入場券(900円)をゲット。売場はいつもの近ツリではなく、近鉄の特急券売場で売っていました。奈良駅から15分ほど歩いて奈良国立博物館へ。コインロッカーに荷物と傘を預けて列へ並びます。コインロッカーは100円なんですがお金が戻ってくるのでタダ。手ぶらで見るのが一番ですので、おすすめです。

月曜でおまけに雨なのでお客さんは少ないのではと予想した通り、一般客はあまり並んでいませんでした。こら、すぐ
nara2010102.jpg会場に入れそうそうだなと列に並びます、ただ予想に反して列はあまり前に進みません。

予想外だったのが団体客。読売新聞など旗をもった団体客が別の入口に大挙して並んでいました。入口では一般客をある程度通してから止めて、次に団体客を通してと入場制限しながらやっていたので、時間がかかりました。結局30分ほど並んで中へ。会場は土日ほど混雑はしていませんでしたが、中に一ケ所、すごく混雑していたのが今回の目玉である螺鈿紫檀五絃琵琶。会場内に別に入口が設けられて皆さん並んでいました。すごい人だったのでパス。もっとも
 
nara2010103.jpg裏側からまわれば少し離れていましたが十分に見られました。

毎回、楽しみにしている古文書コーナーは最後の方にあり、皆さん最後まで来ると疲れているのでざっと見る方が多く、すいています。じっくり見ていました。今回は道鏡(弓削道鏡)自筆の古文書が3通、展示されていました。光明皇后などに比べるとヘタな字ですねえ。(笑)人のことは言えませんが 法師道鏡と署名してありました。

さて奈良国立博物館の常設展へ。すごかったのが東大寺法華堂に安置されている金剛力士立像2体が展示されていました。大きくて迫力ありますね。普段は見られない裏側まで回って見れます、これはすごい!

帰りは興福寺を通って近鉄奈良駅に向かいましたが再建工事をしている中金堂に柱が建てられていました。

梅田から天王寺まである2期空港島

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昨日は中小企業診断士の集まりである船場総研の泉州ツアー。まずは南海電車の尾崎駅で降りて阪南市商工会へ。

商工会内に中小企業応援センターがありますが、ここの経営サポーターや応援コーディネーターが船場総研のメンバーなもので、所長にわざわざ阪南市商工会の案内や、取り組んでいる阪南ブランド十四匠(昔、14の村から阪南市が構成されていたので14匠)の話などをうかがいました。その後、阪南ブランド十四匠の一つでもある浪花酒造の蔵を見学し、隣の登録文化財になっている邸宅で昼食。

南海電車で関西空港へ移動。申込をしておくと2本目の滑走路がある空港島の工事現場を見学できます。
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さっそくバスに乗り込んで、現在の空港島から橋を渡って2期空港島へ。ここは鍵がかかっていてふだんは入れません。2期空港島はだだっ広い敷地で滑走路しかありません。滑走路だけは既に混雑時に使われていますが1期のターミナルまで延々と行かないといけないので、現在はほとんど使われていないそうです。

1期空港島と2期空港島の間は海になっていて、グラスボートに乗り込み見学。タイやイワシなどがウヨウヨ泳いでいます。釣りをしたら入れ食いでしょうが、禁止されています。

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2期空港島はこれからターミナルなどの工事が行われます。滑走路の長さは4000メートルで。梅田から天王寺までの長さとほぼ同じ。広いですねえ。最後は空港内の居酒屋で宴会。関西空港を楽しんで帰ってきました。

枚岡神社 秋郷祭

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早朝から津へ行き、夜は大阪へ戻ってきました。

帰りに近鉄奈良線に乗っていたら、先行列車が遅れているので、遅延しますとアナウンス。あら、遅れるんだと生駒駅で乗り換えて新石切駅から家へ戻ってきました。家に着くと太鼓の音がドンドン。

近くにある河内一ノ宮である枚岡神社のお祭りです。14日、15日と日が固定なので今年は木、金がお祭りです。地域の企業などはもちろん休み。学校も太鼓台を担ぐ子供には配慮します。というよりも子供の方が先生に「明日は太鼓台かつがなあかんので休むは」と言っています。
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21時を回っていましたがお祭りに出かけてきました。枚岡駅周辺はえらい人で、各地域の小さい太鼓台がちょうど帰る時間帯。踏切で電車の空き時間にあわせて一気に通ります。踏切には近鉄職員がはりつきダイヤ表を片手に指示を出しています。全列車が枚岡駅周辺で徐行しますので、そら電車が遅れるはずです。
境内では各地域の大太鼓台が行き来し、いつ見ても勇壮ですね。昨日も深夜1時頃まで太鼓の音がしていました。

オンリーワントーク10周年 小石雄一さん講演

koisi201010.jpg2000年8月に発足した関西異業種交流会オンリーワントークが10周年を迎えました。おめでとうございます。主催者は知研関西にもよく来られる岡本さん。

10周年記念講演は週末の達人で有名な小石雄一さんの。久しく小石さんにお会いしていないので新大阪へ出かけてきました。会場には柚季さんや中森さんもおられました。

テーマは「時間を生み出し、活用する方法 ~ 発想を変え、常識を見直せ~」。歳をとったら何でも手を出す百貨店型ライフスタイルをやめて、自分自身で事業仕分けし、やらなくてもよいことをやめるなどして時間活用していかないといけないという話。なかなか参考になります。

男性と女性のビジネスコミュニケーションで、男性が女性に言うと効果的な魔法の言葉などを教えていただきました。

終わってから新大阪の居酒屋で2次会。よく飲んだ~あ。

お江のノボリ

go201010.jpg津城近くの丸の内商店街や四天王寺にずらっとお江のノボリが並んでいました。来年の大河ドラマが「お江」なので、津市では「ゴーちゃん」というキャラクターを作って地域起こしに取り組んでいます。

お江は浅井長政とお知の方の子供で近江の小谷城で生まれましたが、生まれた年に織田信長によって小谷城は落城。助けられたお市の方、姉の淀君と供に信長の弟(信包)のいた津に落ち着きました。織田信包は信長のお母さんの土田御前をその前から引き取っています。土田御前はそのまま津でなくなり、お墓は四天王寺にあります。

お江が落ち着いたのは津の北部にある伊勢上野城という高台にある城で、目の前には伊勢湾がひろがっています。ここに7歳までいて、その後、織田信包が現在の津城に移ったので、津城に9歳までいました。そしてお市の方が柴田勝家と再婚したので福井の北庄城に移ります。

お江は幼少期、ずっと津にいて伊勢湾を眺めていたはずなんですが、NHKの脚本家はたぶん琵琶湖を眺めるようなシーンにしてしまうんでしょうね。

ひらおか薪能「頼政」

takigi201009.jpg近くにある河内一宮・枚岡神社へ

観阿弥は伊賀上野出身ですが、観阿弥の母親が東大阪の出身でどうも楠木正成の姉妹だったようですね。そんな縁もあり、枚岡神社で毎年、薪能が開催されています。

日暮れになり薪に火がいれられます、境内にはロウソクがともされ、なかなか幻想的。

まず解説があったのですが、薪能というのは興福寺で行われいる能が薪能で、各地の神社でやっているのはタキギではなくマキを燃やしている亜流という話で会場を沸かしていました。

まずは狂言で柿山伏。これは分かりやすい。続いて能「頼政」。源氏の棟梁だった源三位源頼政がシテ(つまり幽霊)で出てくる話です。主題は宇治・平等院にある扇の芝。後半がなかなか躍動的でおもしろかたですね。

先日、平等院に行きましたが入口近くに扇の芝という三角形の小さな庭がありました。ふつうの観光コースからはずれているので観光客が一人もいません。ここが以仁王の令旨を奉じ、平家打倒を掲げた源頼政が宇治の決戦で敗れ自刃したところです。あの扇の芝が主題の能があるんですねえ。

粥見へ

kayumi201001.jpg松阪駅で降り、飯南町行きの三重交通バスに。

朝の時間帯ですが乗っているのはわずか3人。しかも他の2人はすぐ降りてしまい、ずっと乗っていたのは私一人だけ。こんなんで路線維持できるんですかねえ。

バスは松阪市街を走り、やがて田園地帯へ、20分ほど走ると大河内に着きます。北畠氏の大河内城があったところで織田信長の伊勢侵攻の舞台になったところです。大河内を過ぎ、大石というところを過ぎると、ずっと櫛田川沿いをバスは走ります。

kayumi201002.jpg櫛田川は峡谷になっていて、なかなかの眺め。やがて川沿いに茶畑が拡がり始めます。三重県は静岡、京都に続く全国3番目の茶どころですが、飯南はこのお茶で有名です。さて粥見神社前でバスを下車。けっこう古い神社で、北畠親房も参拝したとか。なかなか雰囲気のある神社でした。

さて楽天市場へ出たばかりのショップさんへ。朝から夕方までIT相談でした。

津も暑い!

iwata.jpg津へ移動する時は上六(上本町六丁目)から6:33発のアーバンライナーに乗っていますが、こんな朝早い車両には誰も乗っていません。次の鶴橋で2、3人乗りこんで、そのまま大和八木へ。

大和八木で今日は珍しく10名ほどが乗り込んできました。次の名張でもまあまあ乗りこんで、珍しく乗客が多い日でした。といっても20名ほどですので、ゆったりしたものです。

アーバンライナーの中は冷房がきいているので快適ですが、津で降りると朝からムッとしています。湿気が多いのがなんとも。明日は中秋の名月だというのに、この陽気では盛夏の名月になりそうです。

帰りに岩田川沿いを歩きましたが、全然、涼しくなかったです。写真の塔は中部電力三重支社。このあたりで南北朝の戦い「岩田川の戦い」が行われました。南北朝の和解で、双方から順番に天皇になるという約束がありましたが、これが反故になり南朝方の北畠満雅が多気から出陣し、幕府軍と岩田川で戦い戦死します。