桜井の駅の別れ

simamoto2011051.jpgJR東海道線・島本駅前に公園があり、ここが桜井の駅跡。

駅といっても電車の駅ではなく律令制度で街道に設けられた駅で、旅人の宿泊、荷物運搬の人馬を中継ぎする設備がありました。もっと時代が下ると宿場になります。公園の横にある細い道路が西国街道で京都と西国(山陽地域)を結ぶ街道でした。

桜井の駅で有名なのが楠木正成、正行の親子の別れ。九州から攻め上ってくる足利尊氏に対し、湊川の戦い(現在の神戸)に向かう楠木正成が父と一緒に戦うと懇願する息子の正行を河内国へ帰します。私が討死したら、お前は帝のために戦えと諭す太平記の名場面です。

なんで桜井の駅で別れたのかなと思ったら、淀川のすぐ向こうに男山(石清水八幡軍)が見えました。男山からは東高野街道が通っていて、後年、南北朝がぶつかる四條畷や瓢箪山、富田林、河内長野を通って千早赤阪へ続いています。交通の要衝だったんですね。

島本駅で電車を待っていると、電車が近づいてきますの後に、ボンボンボボーンと懐かしいメロディーが。サントリーオールドのコマーシャルで流れていた「人間みな兄弟」です。サントリー山崎蒸溜所が近くなんで、こんなメロディーにしたのかなあ。なかなか粋です。

伊賀上野は田植えの真っ最中

taue201005.jpg朝から関西本線に乗って伊賀へ

平日は笠置や月ヶ瀬へ向かう高齢のハイキング集団で電車が一杯になるのですが、さすがにゴールデンウィーク中のせいか見かけません。そのかわり伊賀上野や関宿に向かう観光客が乗っていました。いいな~あ。

奈良の田んぼは土のままですが、三重に入ったとたん水が張られた田んぼばかりで田植えの真っ最中。ゴールデンウィーク中に田植えはほとんど終わってしまいます。

伊賀上野は忍者フェスタの真っ最中で、街中を忍者衣装の人がウロウロしています。観光客も忍者衣装に着替えすることができます。さすがに伊賀の田舎にまでは忍者はいませんね。

伊勢では田植え

lunch201104.jpg朝から伊勢へ。近鉄電車で宇治山田へ向かうと、多くの田んぼに水がはられトラクターが動いています。田植えです。

伊勢は昔から早場米の産地で、ゴールデンウィーク中に大体、田植えが終わっています。和歌山県との県境にある紀和町が県内では一番早く、3月の終
わりには田植えが終了。志摩地域も既に田植えが終わっているそうで、だんだん北上して伊勢から松阪にかけてが、これから田植えシーズン。そのあとが伊賀で
すね。

今日のお昼は伊勢市役所地下にある食堂(職員だけでなく一般の人も利用できます)で日替わり定食(550円)。メインは伊勢七保鳥のチキン南蛮特製タルタルソースがけでし
た。大きいのが3つも入っていて、なかなかボリュームがあります。一番、おいしかったのがミソ汁。食堂を運営しているのはキャリオンという女性だらけの会
社。ここ以外に伊勢市民病院、伊勢郵便局、皇學館大学、あのつぴあ(津市)の食堂運営とレストランい~菜を運営しています。4月からはサンアリーナの食堂
も開始。

サンアリーナというのは伊勢にある大きなイベント。スポーツ施設で、こないだ福山雅治のコンサートがサンアリーナで開催されましたが、食堂もすさ
まじいお客さんだったそうです。サンアリーナには広い駐車場があるので、ゴールデンウィーク中は伊勢神宮へのパーク&バスライドが実施されます。

大市神社(津市)

ooiti_jinjya201104.jpg津の実家のすぐ近くにあるのが大市神社。

子供の時はよく神社の境内で遊んでいました。子供の時は本殿の裏がうっそうな森になっていた印象があるのですが、大きくなってから見ると単なる林です。

けっこう古い神社で、もともとは岩田川のずっと上流にあった大市村と呼ばれる土地にありました。延喜式内大市神社とあり、由緒正しい神社だったん
ですね。延喜式とは927年にまとめられた延喜式と呼ばれる書物で神社一覧が載っていて、ここに載っている神社を式内社と呼んでいます。全国で2861社
あります。

ところがこの大市神社が洪水で流され河辺の古松に引っかかり、村人が祭ったのが川松明神。いつの頃からか現在の地に移って元の大市神社になりまし
た。藤堂藩が作った絵図には現在の場所に「川松社」と載っています。洪水で流された神様で大丈夫かいなと思いながら前を通るたびに参拝しています。

本能寺の変

kamo201104.jpg社団法人日本ローマ字会の理事会&総会があったので三条へ。

三条京阪駅で降りて鴨川を渡るぐらいから小雨が降り出し、王将で餃子を食べている間に本格的に降ってきました。雷まで鳴っているので河原町のアーケードへ避難。ついでに本能寺へ寄ってきました。

「本能寺の変」のあった本能寺は少し離れたところにあり変で全焼。豊臣秀吉が移転を命じて、現在の場所に建ちました。本能寺では、ちょうど織田信長展をやっていたのでのぞいてきました。

織田信長が本能寺をなぜ使っていたのか色々な説があるのですが、その一つが種子島の存在。鉄砲伝来したところで銃や硝石などのルートがありました。本能寺は法華宗で種子島まで影響があり島民は法華宗だったそうです。

展示には織田信長の肖像画がありましたが、教科書で見る姿ではなく髭がない肖像画で、これは珍しい。本能寺の変で焼けた信長伝来の茶器も展示され
ていました。お茶を社交道具としたのは信長ですが、どうもアルコールが飲めない体質だったようで、お茶を使ったと説明に書いてありました。

大阪南港ATCへ

atc201104.jpg今日は仕事で大阪南港のATCへ。地下鉄中央線で一本で行けるのですが、ほとんど端から端まで乗るので、けっこう乗りごたえがあります。また電車は一本ですが近鉄東大阪線-地下鉄中央線ー大阪港トランスポートシステムと3つの路線にまたがっているので料金が高くなります。

平日は閑散としていますが、さすがに土曜日はけっこう人出があります。家族連れなどが多いですね。なぜか分かりませんがコスプレ姿の女性が多いですね。なんか催しものでもあるんですかねえ。

ATCにはサンフラワーの乗船口があり、手前には帆船が止まっています。

桜(枚岡公園)

sakura201104.jpg近鉄・奈良線に大阪から乗ると、瓢箪山駅を過ぎたところから生駒山沿いにだんだん上がっていきます。枚岡駅、額田駅、石切駅を通り、その先は生駒につながるトンネルになります。石切駅あたりからは大阪がずっと見渡せて冬の夜は夜景が名所です。

枚岡駅、額田駅あたりが枚岡公園になっていて、とくに額田駅を降りて枚岡公園へ登る道は桜並木になっています。少し葉桜になっていましたが、なかなか見事でした。

枚岡公園は生駒山に拡がる公園なんですが、大坂から暗峠を超えて奈良に至る街道が通っていて、これがとっても古く奈良時代に作られた道です。今も暗峠には石畳の道が残っていてハイキングコースになっています。

津城の桜

tsu201104.jpg伊賀や奈良の室生口大野あたりの桜はまだまだツボミですが、津はちょうど満開。津城跡に行くと、桜がきれいに咲いていました。

津には戦国時代から城がありましたが、石垣や堀をめぐらせて城を整備したのが織田信長の弟である織田信包。天守閣もありました。浅井長政が滅んでからお市やお江が身を寄せていた先になります。

豊臣政権になってからは富田氏が入りました。あまり知られていませんが関ヶ原の前哨戦が津城で行われました。西軍方の毛利秀元・安国寺軍などの大
軍に攻められて天守はこの時に燃えてしまいました。富田氏の奥方まで武者姿になって奮戦しましたが多勢に無勢、和睦が成り立ち開城。

やがて築城の名手・藤堂高虎が入城し、大規模な水城に大改修。湖のように大きな堀でしたがほとんど埋め立てられて一部の堀しか残っていません。

日本海海戦が終わった後、連合艦隊を引き連れて東郷平八郎は津に上陸。水軍の将であった藤堂高虎を尊敬していたようです。上陸した後、阿漕駅から将兵を率いて伊勢神宮へ戦勝報告に向かいました。ドラマ「坂の上の雲」には、絶対出ないシーンでしょうねえ。

というようなことを思いながら桜が咲く城跡を散策するのもいいものですね。

関西本線でハイキング客でいっぱい

iga201104.jpg朝から伊賀の企業へ

JR奈良駅で加茂行きの電車を待っていると高齢のハイキング客がけっこう待っていました。まずいなあ、関西本線に乗るのかなと思っていたらピンポン(笑)

加茂行き快速急行は大阪から8両編成で到着し奈良駅でほとんどが降りるので奈良から加茂まではガラガラですが、加茂から亀山までの関西本線はロー
カル線で2両編成か1両編成のレールバス。加茂行きは確かにガラガラなんですが、加茂駅で関西本線に乗り換えるとラッシュ状態になります。

冬に乗ると地元の人間しか乗っていないのですが春、秋の行楽シーズンは毎年ラッシュ状態になります。立っている方も多いのですが皆さん、高齢ながら歩こうといく方なんで元気ですね。

あと困るのはイコカが通じないことです。関西本線はほとんど無人駅ですのでイコカは使えません。関西では珍しいので奈良駅などからイコカで乗って
くるハイキング客が多いこと。というわけでハイキングコース入口である島ヶ原駅や月ヶ瀬口駅で、運転手さんがイコカの記録を消すための証明書を手書きして
います。降り口が列になってしまい発行のためにけっこう駅に止まっているのですが、伊賀上野駅の待ち時間を長めにとっていますので、うまくバッファーに
なっていますね。島ヶ原駅を降りるといつものようにガラガラになりました。

盆地で寒い伊賀上野では、桜はまだつぼみでした。

花見

F11-04-07.jpg中小企業診断士で構成しているファイティング・コンサルタンツ恒例の花見を土曜日に開催。まずは天満橋駅に集合して買出しです。

昨年までは事業で稼いだ剰余金があったので大盤振る舞いの買い物でしたが、最近はウダウダと会をやっていて、全然稼いでいませんので剰余金がなくなってしまい割り勘(笑)。こうなると値段にはシビアですねえ。

さてお酒などを買い込み天満橋周辺の大川へ。桜並木がずっと続いています。桜は五分咲きですが、花見客はほとんどいませんね。いつもはたくさん出
ている屋台も皆無。自粛ムードのせいですかねえ。こんなことでは経済がまわらんので、もっとお金がまわるようにしやなあかんと、そこは中行企業診断士らし
く議論になったのですが、途中から酔っ払ってウダウダに。大川沿いのベンチに座って寝込んでいるのもでてくるし、いつもの花見でした。

震災募金を集めるためにマーチングバンドが回ってきていましたので募金をしておりました。